㈲山口農園・代表取締役社長 山口 貴義 氏

    2014年10月25日 投稿

     ㈲山口農園は、近鉄榛原駅から南に10km、標高500mほどのところにあります。農地は全部で約10haで、農家の高齢化により増えつつある遊休地、荒廃地等を借り受けています。
    「いいものを売りたい」という想いから、無農薬の有機野菜を評価してもらえるところに適正な価格で販売しています。そして業務に関しては、「分業」で部門ごとに生産効率を上げるようにして、計画的な受注生産にすること。これで無駄なく、効率良く生産ができます。商品は、回転の早い葉物野菜が中心となっています。

    後継者育成のための教育にも力を入れており、行政からの支援を受けながら職業訓練校として半年ごとの研修生を受け入れ、そこの卒業生を中心に社員を雇用しています。これと別に、独立希望者を支援するための仕組みを作り、グループ化して、作った野菜を山口農園が買い取るという連携を図っています。

    これにより、新規就農者は、販路の心配がなくなり生産に集中でき販売や収入の安定化につながります。将来的には、全国的にオーガニック野菜を作る人を増やし、連携しながらさらなる繁栄を図っています。

    (文責:小野社会保険労務士事務所 小野 啓一)