訪問介護おっはー 脇阪 麻水 氏 ~SDGsな 会員企業紹介 File No.16  

(株)脇阪 「訪問介護おっはー」「共生型生活介護びぃとぅぎゃざ~」

管理者 脇阪 麻水 氏

所在地   :奈良県奈良市南京終7丁目564-4

事業内容 :介護保険サービス、障がい福祉サービス、移動支援事業

2016年に開業し、様々な場所で訪問介護、移動支援を中心に事業展開。2019年に現事業所に移転してからは、介護保険サービスと障害福祉サービスの「訪問介護おっはー」事務所に、お泊りを通して日常生活の術を身につけてもらえるように、ショートステイ「ぼんそわーる」を併設しました。また2021年からは、誰もが生きがいと自信を持って地域で暮らしていけるための場としての共生型生活介護「びぃとぅぎゃざー」も開始し、笑顔づくりの一大拠点となっています。

「びぃとぅぎゃざー」の活動内容は、体に優しい原材料を使い、無添加の犬用おやつ『わんボーロ®』の手作り&販売や、なんと民泊「びぃとぅぎゃざー」があるという斬新さ。さらに今年から、こども食堂も開始と幅広い展開ですが、それはまさにSDGsの目標にある「11.住み続けられるまちづくり」に参画していくという根本的な思い一つからの広がりです。さらにいうなら、少なくとも次の3つが該当すると思われます。

<SDGsのゴールで見ると>

3.すべての人に健康と福祉を

それは経営理念「関わる全ての一人一人が 晴れの日も雨の日も たのしむことを忘れずにワクワクを」に示されています。サービスの利用者さんだけでなく、そのご家族、スタッフ、地域住民と関わるすべての人が、どんな状況下であっても「健康と福祉」を享受できることを目指しています。それは例えば社員数の「子育て奮闘中休暇2名」との記載に垣間見えます。つまりスタッフは末永く関わりあって当たり前のパートナーなのです。またHBD規定という利用者さんへの誕生日プレゼントについての取り決めは、渡す喜び、もらう喜びのワクワク感満載です。

17.パートナーシップで目標を達成しよう

「びぃとぅぎゃざー」の利用者さんは清掃、洗濯などの作業を提携する「絵本ホテル」で行い、民泊での宿泊客受け入れのためのスキルアップを図っています。また、地域の小学校のPTA活動のベルマークの仕分け作業をお手伝いしています。こども食堂には食材として「ぴよたま」から商品として流通しなかった卵の提供や、フードロス削減の取り組みで福祉作業所に集まるパンが届けられて、集まる子どもたちのお腹を満たしています。また自治会の役員さんなど地域の方が交代でスタッフを引き受けておられます。

1.貧困をなくそう

こども食堂は「ひぃとぅぎゃざー」の利用者さんが帰った後の15時過ぎから放課後の子どもたちを迎えることで実現させています。こども食堂は県内各地にありますが、週1回の開催は珍しいのです。そのことで少しずつ学校との連携を図っていき、困りごとのある子、取り残されている子の発見につなげています。

執筆者:ア・マ・テ・ラ・ス 寺前美加