2023年2月 なら支部・奈良弁護士会 共催「事業承継」例会
あなたの会社、次の担い手はどなたですか?

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報告者

保延 薦 氏  奈良県事業承継・引継ぎ支援センター 統括責任者

白川 正芳 氏  (財)日本的M&A推進財団 理事長

テーマ
あなたの会社、次の担い手はどなたですか?
開催概要
2023年2月22日(水) 18:30~
2023年2月 なら支部・奈良弁護士会 共催「事業承継」例会
奈良弁護士会館+ZOOMにて
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地域の未来に関わる「事業承継」について 奈良弁護士会と共催で例会を開催

事業承継を真正面からテーマに取り上げた初の例会ではないかと思います。

今回は、弁護士会とのコラボ例会としても初開催となりました。会場も奈良弁護士会館をお借りし、奈良弁護士会からも多数のご参加を頂きました。

今回は、事業承継のことを考えるきっかけになればということで、異なる立場のパネリストを立ててパネルディスカッション形式で行いました。まず最初に事業の紹介とそれぞれの立場からの事業承継に対する捉え方をお話し頂きました。

保延氏からは、親族内承継や社員への承継が難しい場合は、第三者への承継という道もあることが示されました。奈良県内での第三者承継の承継事例のビデオ放映の後、事例の解説があり、参加者の方もイメージがしやすかったのではないかと思います。
白川氏からは、M&Aは合併と買収ではなく、Marriage&Allianceつまり結婚と同盟だと、M&Aをした後が重要だと説明がありました。
馬場氏からは、事業引継ぎ支援センターとの連携協定締結とその第1号事案に関しての報告がありました。

続いて2巡目では、事業承継に対して、何からどう準備をすればよいかというテーマでお話し頂きました。3名の話をまとめると以下の通りです。
①誰に?いつ?引き継ぐのかというゴールを決めることが重要➡そこから逆算して計画を作る
②株主の整理、借入金の整理、保証債務の整理等
③第三者へ引き継ぐ場合は、知りあいであってもM&Aに慣れた専門家を入れて折衝を進める
最後に、事業承継に対する心構えについてお話しいただきました。共通して言えることは、渡す側、引継ぐ側どちらにも心の準備がいるということと、引継いだ後どんな会社にしていきたいのかという共通の認識が必要だということでした。

事業承継の問題は、一朝一夕で解決できるものではありません。長い時間を要するものです。今回の例会を事業承継のことを考える契機としていただければと思います。

(コーディネーター/かなえ経営(株) 佐野 元洋)

参加された方の声

例会報告から学んだこと、感じたことなどを率直にお書きください。

事業承継を成功させるには、売り手と買い手、双方の事前準備、そして、何より相互理解が必要だと思いました。

普段、考えることがないテーマだったので、大変勉強になりました。

事業承継が身近な課題であること、時間と労力が必要なことを感じました。

全体的な流れはわかりました。具体的にはどう動けばいい?

魅力的な地域づくりが後継者作り。

事業承継やM&Aの言葉はよく耳にしますが、その言葉の裏で実際問題になる事や、売り手、買い手の色んな思いについて学ぶことができたので、より理解が深めれたと思います。

事業承継、というよりM&Aについて、興味が湧きました。M&Aも地域を良くするなら悪くないなと思いました。

M&Aとは結婚と同盟であると。あまり良い響きに捉えられませんでしたが、なるほどと感じました。自身も間もなく継承のタイミングがあるとは思っております。意見が出ていました、事業継承の成功とは自社の強みをしっかり引き継ぐこと、そこをしっかり理解して次に繋げていきたく思います。

承継する側される側、両面からのお話があってよかった。自分自身も両側から考える必要があることに気づいた。いつするのか、理想の承継とは何か考えるきっかけになりました。

人に介入してもらって進めるメリット、仲介業者に注意すべきことなどを学べて、とても納得しました。

非常に勉強になりました。もう少し、深く知りたいです。

事業承継が準備に時間がかかることが分かっただけでもよかったです。

時代、年代によって色々な考え方・方法がある。

実際の後継者の方々の生の問題などお聞きできたことはとても勉強になり、また、自分の勉強すべきポイントも整理できたように思います。

事業承継、株式、資金などが大切だと思うが、人材が最も大切だと思いました。

様々な立場の方々のご意見や想いを聞くことができ、今後の参考にできればと思います。

様々な視点で事業承継の在り方を考えることができ、有意義でした。

M&Aの場合、数字的な所以上に人の部分が大事だという事。

赤字の会社を買う時も、利益を出せる方法のある会社に買ってもらうと、大変有効なM&Aになる。

パネリストの皆様、またグループの皆様より、各々違った立場より事業承継M&Aについて、ご講義、お話を聞くことが出来まして、大変参考になりました。

多くの事例を聞き取ることができ、大変良い勉強になりました。

事業承継の肝所がイメージできました。中小企業の後継者の方とたくさんお話できてよかったです。

初めて参加させていただきましたが、参加者の方々の考え等、聞かせて頂き、参考になりました。ありがとうございました。

継承には親族、会社の従業員、M&Aと色々な形があるが、働きたい、いい会社、企業価値があるようにしていきたい。

私の事業では直ぐ問題ではないと思われるのですが、普遍的なサービスを目標に掲げていて、必須な問題を学べて良かったです。

M&Aは吸収(戦略的)だけでなく地域の為の2社の結婚である。

具体的な事例に触れられてよかったです。

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