Doyuなら324号編集後記より

初めての対応となった「書面総会」も役員、会員みなさまのご協力により無事終了しました。

規約にも想定されていない「書面総会」開催にあたっては、規約解釈やその運営について議論しながら進めました。その過程では「同友会らしい議決の取り方とは」「定時総会とは何のための場であるべきなのか」といった本質の確認に立ち返ることで、新たに理解が深まって判断できる場面も多々ありました。

コロナ禍にあたっては企業でも BCP 対策など、平時から有事の想定をして諸々決めて成文化しておくことが大事と再認識させられています。
しかし震災時に被災地の会員企業で素晴らしい現場判断がなされたように、細々としたルールを決める以前に、理念を掲げみなで立ち返りながら共有を深めていく日常の積み重ねこそが、あらゆる場面を切り拓く原動力となると実感しました。

執筆者:奈良県中小企業家同友会 事務局