㈱ワカクサ 安本 昌広氏 ~SDGsな 会員企業紹介 File No.10 

(株)ワカクサ  代表取締役  安本 昌広 氏

所在地:奈良県葛城市兵家227

事業内容:プラスチック製品設計・試作・製造・加工・

少し前までは経営的にも厳しかったと語ってくれた安本さん。ワカクサは、社員さんと共に経営指針を作り直し、働き方改革そして環境問題や社会貢献に挑戦していく理念を完成させ、会社一丸となって挑戦されています。

私たちの生活のあらゆるところに使われているプラスチック。とても便利でなくてはならない物である一方、資源問題や海洋問題なども取り上げられています。その問題への取り組みとして様々なリサイクル方法が進んでいます。

リサイクルには種類があります。

◆サーマルリサイクル:廃棄物を焼却する際に発生する「熱エネルギー」を回収して、利用する方法。

◆ケミカルリサイクル:廃棄物を化学合成により他の物質に変え、その物質を原料にして新たな製品を作る方法。

◆マテリアルリサイクル:廃棄物を新たな製品の原材料として再利用するリサイクル方法。

ワカクサが力を入れられているリサイクル方法は、マテリアルリサイクル。ペレット(フレーク状のプラスチック)を使い、物流パレッドなど様々な製品へ作り替え問題に挑戦しています。耐久性もコンクリートに負けない、価格もコンクリートより安く提供できる。時代が変わりメーカーからの需要も高まっているようです。海外は環境分野が進んでおり、今後日本もさらに環境問題に取り組む企業や文化が発達する。そのためにも海外の動向も調べ、準備し、課題に向かって今後も挑戦を続けていきます。

【SDGsのゴールで見ると】

従業員の皆さんと一緒に、環境問題に直結する様々なことに挑戦されている「8.働きがいも、経済成長も」

マテリアルリサイクルを通じた「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」の取り組み。

さらに、ペレット(フレーク状のプラスチック)を使い、物流パレットなど様々な製品へ作り替え問題への挑戦していることは「12.作る責任、使う責任」に該当すると考えられます。

(取材・文責/(株)グラン・ママ奈良 山本 直紀)