町田社会保険労務士事務所 町田 泰昭氏 ~SDGsな 会員企業紹介 File No.3 

町田社会保険労務士事務所  代表 町田 泰昭 氏

所在地      :奈良市脇戸町7-9

事業内容:採用から定着、会社に貢献する従業員の育成までサポートする社会保険労務士

今回は、士業など企業をサポートする側のSDGsへの取り組み事例です。町田氏は、「社会保険労務士の役割・存在意義と不可分のもの」と位置づけて「SDGsコンサルタント」業務を掲げています。その内容は、①セミナー実施でSDGsの認知度アップ、②関与先の日常業務から潜在的にSDGsに繋がっている行動・理念を抽出して顕在化する、③SDGs達成に向けた新規事業の創出 としています。

ここで注目したいのは、このようなSDGsへの取り組みを、新しいソーシャルメディア「note」での発信で明確化させているということです。なぜnoteで発信しているのか、町田氏に聞いてみました。

「奈良市の活性化にかかわる人のnoteを使っての発信を見て使ってみようと思ったのです。長文に適しているし、ブログと似ていますが、目次と見出しの機能が充実しているので、読んでもらいやすいのではと思います」とのこと。大きく変化する世の中にどう対応していくかを随時伝えること、何度でもじっくり読んでもらえるように作りこんだ文書を載せること、経営理念や方針など自社の基礎情報を掲載することなどが同時にできる。そんな町田氏の新しいメディアの使い方を参考にしたいと思います。

【SDGsのゴールで見ると】

「SDGs達成に向けた取組宣言」の中には8つもの目標が掲げられています。「note」記載の中から3つの目標を抜き書きさせていただきます。

「1.貧困をなくそう」

社会保険労務士として、年金未受給者に対する年金相談、労働相談等に対応している。クライアント企業に対して助成金を提案し、シングルマザー・高齢者等の採用を推進している。

「3.すべての人に健康と福祉を」

クライアント企業に対して助成金を提案し、法定外の健康診断の受診を推進している。クライアント企業の労働時間管理をサポートしている。必要に応じて『時間外・休日労働に関する協定届(三六協定)』の提出代行を行っている。

「8.働きがいも経済成長も」

同一労働・同一賃金に関するセミナー(企業向け)や社内規程の改訂を含めたコンサルティングを行っている。学生向けに労働契約や就業規則に関する講義を行っている。クライアント向けに就業規則の見直しを提案し、社内風土の改善や生産性向上のサポートを行っている。

執筆者:ア・マ・テ・ラ・ス 寺前美加