㈱和宇 和田 雅徳 氏 ~SDGsな 会員企業紹介 File No.6

(株)和宇  代表取締役 和田 雅徳 氏

所在地      :香芝市田尻369番地

事業内容:住宅の設計・施工 リフォーム設計・施工、店舗の設計・施工

先代である父から事業と想いを引き継ぎ、100年住める家づくりにこだわりを持たれています。森の循環を再生し子孫に豊かな日本の木々や水を継承していく企業を目指されています。お客様が先利益は後と言う先義後利の真理に従い、お客様の 驚嘆(wow)を求めることを、先に考え実践するというモットーのもと日々取り組まれています。これが社名の和宇の由来となっています。

【SDGsのゴールで見ると】

「3.すべての人に健康と福祉を」

日本の家は、冬とても寒い‼ 多くの国では「室内19℃以下は健康リスクが現れる温度」と定義づけていますが、日本ではあまり知られていません。最近でこそ、冬にお風呂場で亡くなられる高齢者のヒートショック問題などが取り上げられるようになりましたが、まだまだ認知度は低いと言えます。

和宇では、Ua値※1が0.28(ハウスメーカーの省エネ住宅でも0.3台)、平均C値※2が0.2以下(多くのハウスメーカーが0.5~0.8)という極めて高水準の高気密高断熱住宅を提供しています。

※1 Ua値(外皮平均熱貫流率)とは「家からどれくらい熱が失わわれてるか?」の指標。値が小さいほど熱が失われにくく、断熱性が高いと言えます。

※2 C値とは1㎡あたりに存在するすき間面積の値で、機密性能を表す指標。

「7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」

「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」

「11.住み続けられるまちづくりを」

和宇が、省エネルギー住宅の必要性を訴え始めた頃、住宅の燃費を共通ではかる「ものさし」すらありませんでした。EU全体で義務化されている「エネルギーパス」と呼ばれる「家の燃費」を表示する制度にも参加し、環境、社会、経済を持続可能な形に変えていく社会のインフラづくりにも携わっています。

「12.つくる責任 つかう責任」

30年経ってもいつまでも快適に過ごせる家を造ります。呼吸する素材を使っているので、機械に頼らず建物の躯体で湿度のコントロールができます。奈良の材木を中心に使い、奈良の森林を守り、循環させる一翼を担っています。長期に快適に暮せる木造住宅を提案施工することで、森の循環を再生し子孫に豊かな日本の木々や水を継承していく企業を目指します。

「13.気候変動に具体的な対策を」

温めた(冷やした)室内の空気を換気で捨てないように熱交換型の換気システムを使うことで、最大88%もの効率で熱を回収しています。断熱性能、気密性能を誇るため、夏でも冬でもエアコン1台で快適に暮らすことができ、冷暖房エネルギーの削減・地球温暖化に大きな影響を及ぼすCo2の削減に寄与しています。

執筆者:かなえ経営株式会社 佐野 元洋