障害者共働委員会 “共に働く”ための Tipsファイル #2

障害者共働委員会 “共に働く”ための Tipsファイル #20

今回は、前回#1「『就労支援機関』いろいろ」(DOYUなら359号掲載)について解説いただいたD-PORTについてご紹介します。
予告していた「就ポツ(障害者就業・生活支援センター)」の解説は、就ポツのみなさんが7月委員会に参加いただけることになったので、その時のお話を含めて次回以降に掲載します。

 #2 全国でもめずらしい 県による障害者雇用企業の支援事業 「D-PORT」のご紹介 

奈良県精神障害者・発達障害者雇用企業サポート事業(D-PORT)は、奈良県が社会福祉法人寧楽ゆいの会に委託して、精神障害や発達障害の方々の雇用について“企業の方々と共に考え、提案していくことを通して、障害者の雇用や職場定着の向上に協力する”ことを目的として実施しています。奈良県内企業を対象とし、精神保健福祉士2名が、必要に応じて関係機関と連携して活動しています。

 

障害者雇用は、制度として身体障害から知的障害、そして精神障害へと対象を広げてきました。精神障害や発達障害は外見からは分かりにくいため、特性の把握や対応法がまだまだ広まっておらず、身体障害や知的障害の方々の雇用経験がそのまま活用されにくい状況にあります。社員のなかには、期待される職場のルールやマナーとは違う言動を悪気無くする社員があったり、異動をきっかけに不調になる社員があったりします。最近は、こうした障害や病気の有無は分からないけれども、大切な社員の健康・安全と企業全体の安全・安心、生産性の維持向上を考えたいという相談を多くいただきます。

 

D-PORTはDにこんな意味を込めて、相談にお応えしています。

 

相談者(企業・障害者・家族)のDignity(尊厳)を尊重した
Dialogue(対話)を通して
Diversity就労(人材と働き方の多様性)
Decent Work for All(誰もが働きがいのある人間らしい仕事を)の実現をめざす

 

これは、貴DO友会のDO志たることを目指すことでもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ご相談は、月~金 9:00~17:00  費用は無料です。
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(執筆/奈良県精神障害者・発達障害者雇用企業サポート事業 (D-PORT) 中屋ひろ子)