市民共同法律事務所 喜久山氏 報告
弁護士の仕事を、
①トラブルを未然に防止する 被害を最小限に食い止める
②裁判:トラブルに介入して盾になる。
盾になることが一番大事だと思う。そうすることで、日常生活を送ることができる。
と2つにわけてご紹介いただきました。
新人の頃にいわれた言葉として「弁護士にとって依頼者は100件のうちの1件でも、依頼者にとって弁護士は唯一の存在である」という部分は、社会の役に立ち仕事をする私達にとっては、それぞれが初心にもどる言葉でした。
また、一番やりがいがあること:理不尽なことや不条理を打ち破る手助けができる、と喜久山氏。
グループ討論では「どんな法的リスクを想定していますか?心配なリスクはどんなものですか?」をテーマに会場組とZOOM組に分かれてグループ討論を行いました。
G討論「どんな法的リスクを想定していますか?心配なリスクはどんなものですか?」
・権利意識は多様性がある。なにか起こったときのルール。会社での決め方は、就業規則、契約書がベースになっている。
しかし、仕事の受け方、がコロナで変わってきている。違う形の法的リスクの確認が大事になってきた。上手に法律を理解しながら、経営を続けていくことの大事さ。コロナの社会変化にどう対応するのを考えながら進めていくのが大事と確認できた。
・法的リスクは、
①命に関わること、
②労働に関わるもの、
③商取引に関わるもの、
④社員の犯罪、
と4つのカテゴリのリスクに関する意見が出ました。そして。その全てに関わるものが「人」であるということが確認されました。
その後、法的に訴えることは何があるかという話になり、
①会社の環境(業)を守る、
②社員を守る、
③経営を守る、
という3つの視点があり、法的に訴えることは稀だが、「理不尽を正す」ために法に訴えることも必要だと話しがでました。
そして、会社の枠であるルールをしっかりと決めているか?という話題になり、社会のルールである法律の様に会社の枠である就業規則、契約書などをしっかりと明文化することの大切さを確認し、グループ討論を終えました。
参加された方の声
本日の三笠エリアブロック会に参加して、気づいたこと、学んだこと、印象に残ったことはなんですか?
心配なことの整理
法的リスク、人によるリスク、保険によるリスクヘッジ
それぞれの会社が抱える法的リスク
久々に参加できて、みなさんの意見が聞けてよかったです。
時代は常に変化している!
いろんなメンバー参加で充実したエリア会だったと思います。
自己紹介報告させていただきました。お伝えしたかったことを詰め過ぎて時間をオーバーしてしまい申し訳ありません。
グループ討論のテーマ「自社にどのような法的リスクを想定していますか?」は、もしあまり出てこなければ「こういうのもあり得ますよ」とご提案しようかと考えて臨みましたが、さすが同友会できっちり経営を学ばれている方は、物凄く具体的に想定、検討し、対処しておられ、そのことを知れたのは非常に勉強になりました。
企業の法的リスクが現実化して紛争になってから介入することの多い弁護士としては、同友会のすごさを見せ付けられたというのが印象に残りました。