2021年7月 三笠ブロック会

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2021年7月16日


塚本畳襖店の塚本益広さんに自己紹介報告をしていただきました!


執筆:市民共同法律事務所 弁護士喜久山大貴


 2021年6月の三笠ブロック会で報告担当させていただきました市民共同法律事務所の弁護士喜久山大貴です。


今回は、7月13日(火)19時にoffice masuiとZoomでハイブリッド開催された三笠ブロック会での塚本益広さんによる自己(自社)紹介報告の内容のご紹介と、私なりの若干の感想を述べます。


25分程度の短時間ながら非常に示唆に富むご報告で、上手くまとめきれませんがご容赦下さい。


会社の概要


塚本畳襖店(登記上は株式会社塚本畳商店)は、平城旧跡から程近い法華寺町の歴史ある畳屋さんで、昭和恐慌の前年である1928年に創業されました。塚本さんは3代目の社長です。


畳、襖、障子、網戸を主に取り扱っており、元請けとなって左官工事などリフォームの仕事も引き受けておられます。


 塚本畳襖店は同業者の中で珍しく法人格を持つ畳屋さんで、他社に先駆けてホームページを立ち上げ、地名と畳という分かりやすいドメイン名を取得できたことは、オンライン販売でも強みになっているとのことです。


経営理念の扱い方


塚本畳襖店では、①社会貢献に努める会社、②働きがいのある会社、③限りない挑戦を行う会社という経営理念を掲げています。


しかし、経営者としての経験の積み重ね、時々の社会情勢に応じて変化していくものがあり、経営理念として凝縮された言葉の背後にある思いや解釈を文章の形で残して社員と共有するという実践を紹介されていました。


ここでは、人間という生き物がそれぞれ得意なことを分業しながら生活を営み、それによってお金が回っていることや、各個人の正義のぶつかり合いが戦争を引き起こすといった哲学的思索の中で、会社組織の在り方や仕事への向き合い方を説いておられたことが印象的でした。


経営者の役割


 塚本さんは経営者の役割について、自社の経営環境の整備であると述べます。


社長が率先して時間を守る、清掃をする、礼儀を尽くすといった「場を清める」ための行動(模範となる行動)を行うことによって、社員がお客様から褒められる仕事を行うような環境整備になる。


 さらに、技術者の一人としても、物を見極める眼力を鍛え、技術力をすべて社員に継承していくことの重要性も教えていただきました。


経営も人間力?


 創業者であるお祖父さまの教えの一つに、「人から好かれていれば畳は売れる」というものがあります。


 どこの業界でも同じかも知れませんが、良い仕事をして、お客様の間で口コミによる評判が広がり、また新たな仕事につながるという、「言うは易く行うは難し」の王道経営を実践する塚本さんが、要は人から好かれるようになれと仰る言葉には迫力と重みがあります。


同友会の使い方


最後に、同友会歴が長く、役職にも就かれていた先輩会員の塚本さんから、同友会の使い方についてのアドバイスをいただきました。


 経営者同士で刺激を与え合えること、経営に関する相談ができること、人に物事を伝える際の言葉の大切さを知ること、そして経営者としての孤独感の緩和が同友会の意義であり、塚本さんは今後も絶対に退会することはないと宣言されていました。


グループ討論


 今回は会場参加者の比率が多く、あえてグループ分けせずに全体で塚本さんのご報告に対する感想や質疑応答を行いました。


 私を含め同友会歴が短い会員の方も多く、先輩会員である塚本さんのお話しを少しでも吸収しようと熱心に討論に参加していました。


参加された方の声

本日の三笠ブロック会に参加して、気づいたこと、学んだこと、印象に残ったことはなんですか?

自社の同業者は誰か。

自分に足りない事などを再確認できた。

出すぎる杭は打たれない 競争しながら生きていく

それぞれの方の同友会の使い方が参考になりました。

同友会に参加する意義を再認識できた。
それぞれに参加されている理由があって興味深かった。

経営者の孤独、同友会に参加する意義

塚本さんのマネジメント、マーケティングの話が興味深かったです。畳屋さんはお寺さんをメイン顧客にしているイメージでしたが、左官さんなどの元請けとなるなど面白かったです。

経営理念の経営者としての想いの文字化や場を清める所作

技術を突き詰めるのは職人の性かもしれませんが、コストを考えると程々に。たしかに時間も資金も有限ですから、技術者の思うようにさせていては収支が合いません。
どんな商売にもそれぞれ売り込むべきタイミングがあり、そこを理解して集中しなければ。

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