やまと南西支部・女性部会 合同例会を開催しました
6月はやまと東支部×女性部会の合同例会を開催しました。6月22日~23日に開催された全国女性交流会in北九州の参加者がメインとなって振り返りを行いました。
みなさまは「アンコンシャス・バイアス」という言葉を御存じでしょうか?「無意識の偏見や思い込みから偏ったモノの見方をしてしまうこと」という意味だそうです。そういうことが弊害となって、日々の判断、行動基準、実際の言動に、可能性がバッサリ切り捨てられてることってあるよな~と思いながら、参加をしました。自分勝手とは違うと思うのですが「自分らしく生きる」というのは、みんなが生きやすい暮らしを送るうえで、大切な概念になってくると感じました。
余談ですが、会場となった「ホテル奈良 さくらいの郷セミナーハウス」は景色もよく、ランチも美味しい奈良県の施設で、おススメです。
(座長/(株)ダイワホーサン 辻本 小百合)
「女性目線て何?」「女性目線は難しい」などのご意見が多くあがりました。我々がジェンダーについて考える、議論する機会が、これまであまり無かったからではないでしょうか。そんなこと考えたこともない、そもそも女性に意見を求めてこなかった、女性なのに発言が男前すぎるので女性目線と感じない、逆に男性(夫、父親)の意見を聞くことがほぼ無い、など議論も千差万別でした。
それで良いのです!
「女性目線」とは、女性が発する様々な意見や考え方、と単純に解釈すれば良いのではないでしょうか。大切なことは、重要な意志決定の場に、女性の意見が反映されているのか、という環境そのものへの問いかけです。世界のジェンダーギャップ指数2023年最新版では、日本は146か国中125位で、順位を下げ続けています。特に政治・経済の分野では最下位に近い状況。身の周りの議員数、企業役員数の男女比率を見て下さい。「そこに女性目線はあるんか?」な現況をまずは認識することです。
女性部会として、まだ始まったばかりのほやほやなトピックスを、OJT精神で発信しながら気付き、学ぶ姿勢で臨んでいきたいと思います!
(女性部会長/(株)大隅電氣 梅田 加都)
参加された方の声
例会から学んだこと、感じたことなどを率直にお書きください。
・アンコンシャスバイアス。「知らないことを知らない」が一番恐ろしい。
・ジェンダーギャップ指数 146か国中125位前後(特に、政治・経済分野が超低い)。相対的指数で初めて自分たちの状態が分かる。
・「女性目線」がキーワードになっている理由は、「そもそも日本では、女性目線が存在していないことを知るため」。
女性だから、男性だからの偏りが行動に言動に出ているのではないか。改めて考えさせれました。
グループ討論をして、女性目線についていろいろなことを聞くことができた。
次の世代も大事にしないといけないが、次次世代に期待を乗せることも大事。昔の考え、成り立ち、思い、過去からの過程、それを少し守りつつ、先に目指す新たな発想に発展の期待を乗せることが、今できることではないか。共育の考えの一環に、人と人とが伸び合うという事に含め、男女も関係なく伸び合うという深い意味を理解していきたい。
女全交の他の分科会の報告の感想が共有され、自身の復習と他者の学びを知ることができて、とても良かった。
グループ討論では、女性目線って何?難しい!、人それぞれだから個性?、女性目線って男性と区別する必要があるの?、世界の指標であるジェンダー指数では日本は146カ国中125位、女性目線はまだ意識されていない!だからこその女性部会!と、さまざまな意見交換ができて、より学びが深まりました。
女性目線はむずかしい
分科会それぞれの参加した後の学びでしたが、経営のきっかけやプロセスの中に、同友会で出会ったこと、教えられ実践した事の大切さをそれぞれ感じての報告でした。
地域に根差す経営の気づきをいくつかやろうと思います。
男の本能は性欲と支配欲 女の本能は愛欲
なかなかアンコンシャスバイアスが意識しても抜けきれない討論で、内心まだまだ皆様で勉強が必要だと感じるばかりです。
時代とともに変革しないといけないが、一歩難しいのが現状だと思います。
女性目線! 部会長からいつも学ばせて頂いており、本日改めて討論させていただき、よりいっそう女性部会で学びを深めます。
やまと東支部の例会・行事予定
時代の風をとらえ、潮流を読む! 航路を拓くのは経営者の責任!
2024年1月18日(木) 17:30 開始
- 報告者
田中 幸仁 氏 経産省 地域経済産業調査室 統括
森田 浩司 氏 三宅町 町長
下山 朗 氏 大阪経済大学 経済学部 教授
吉岡 弘修 葛城工業株式会社 代表取締役
- 場所
JWマリオット・ホテル奈良