6月12日（月）青年部会6月例会　開催報告

今回この例会づくりにあたり、初めて井尻さんの経営体験を聞かせていただいて、創業当時の想いから本当にぶれることなく、井尻さん自身の芯にある理念は変わってないんだなと感じました。
自分に関係なさそうな例会でも行けば必ず学びがあり、グループ討論の話の脱線の中で、経営の悩み、疑問を相談できたり、色んな例会や研修に学びがあると確信し、「とにかく行ってみたい」と創業当時、同友会に色々参加されたお話しがありました。まさに今の自分と重なっており、目的を見失うことなく、同友会に今後も積極的に参加していこうと思うことができました。
井尻さん自身も旧北和支部の報告で感銘を受けられ、自分の信じてやっていることが報告の内容と合致し、同友会で学べばもっと良い経営者になれると、確信されました。同友会大学で経営理念、経営指針書の大切さを知り、そこで作られた理念を発信し続けて、事業所建設途中にも関わらず、利用者さんの予約で部屋が埋まりました。
当時、同友会大学に参加するお金がなかった井尻さんですが、何とか工面し、同友会大学で学ぶ意思決定をされました。そういった泥臭い一面も心よく話してくださるカッコいい経営者だと思いました。
報告では時間の都合上省かれましたが、プレ報告いただいた中ですごく腑に落ちたところがあります。会社としてやる気が出る仕組みづくりについてのくだりで、新人ができないことを評価が低いと判断ぜず、指導者や経営者側にも挑戦できる環境をつくれなかった部分があるのではないか？そういった部分も評価に反映していく。分かってたようで、全くできてなかった所でした。井尻さんは具体的に仕組みにされていて、より明確に納得することができました。新人が育つことは経営者が育つことで、共に育ち、強い組織になっていける、やる気が出る仕組がづくりが好循環を生み出してるんだと感じました。
今回、企業変革支援プログラムを初めてやりましたが、点数が1ばかりで課題に気づけてないことに気づく良い機会になりました。今後、企業変革支援プログラムを経営指針書に反映させ、継続して活用していきたいと思います。井尻さんも2008年頃、会社が良くなってきた実感もあり、企業変革支援プログラムがリリースされたタイミングで、受けられました。しかし、良い点数ではなく、同友会で積極的に学び、「その通りだ」と実感することと、実際に実践することは乖離しているんだと気づかれました。
本日の例会では経営を良くする取り組みが、本当に結果に表れているのか、やっているつもりになっていないか、他の経営課題に気づけているのか、数字で表すと今後どうなるのかといった部分を確認することが目的でした。この例会が良い経営の為の定点観測になればと思います。

執筆者：株式会社フラウラファーム巽尚哉