青年部会7月例会を2025年7月24日(木)に奈良県福祉総合センターにて開催いたしました。「良い会社をつくろう」というテーマの例会委員会が担当しました。県外から報告者をお招きし、「社員との関係性づくり」をテーマに経営体験報告をしていただきました。
報告者は、大阪府泉南市に本社を構え、排水管洗浄、壁洗浄、溝洗浄事業を中心に環境保全に貢献している株式会社ユニオン環境の代表取締役、辻野誠氏です。地域に根ざした事業運営を行いながら、社員一人ひとりの成長と働きやすい職場づくりに取り組んでおられます。
高校卒業後父親の会社に入社、会社を離れ独立し2011年に設立し会社は順調に成長を続けていましたが、一時期は経営判断の失敗や社員との信頼関係の希薄化により、大きな赤字や離職者増加といった厳しい局面を経験されました。当時は同友会で得た知識、経験を生かし経営指針書を作ったものの社員に押し付ける形をとっており、一時的に業績は上がるものの組織の活力は低下し、社員の離職が相次いだといいます。
大きな失敗から廃業の危機までなりましたが、「社員と仕事が好きだから、潰したくない」という気持ちで再起し理念を軸に、「早く終われば早く帰れる」仕組みや、趣味・家族時間を尊重する職場環境づくりを進めたことで、社員のモチベーションが高まり、離職率低下と利益率改善を実現しました。
報告の中で社員との関係性づくりは日々の業務連絡だけでなく、雑談や日常会話を通じて相手の本音を引き出すことが、信頼関係を深め、迅速な課題解決や成長につながっていると語っておられました。
今回の例会を通して、私は自分自身の想いを関わる全ての人に伝えられ賛同してもらい前に進んでいくことの重要性を改めて学びました。同時に、自身が想いを言語化し伝えきれていないことにも気づかされました。
「良い会社をつくろう」そのためにも自分自身が成長し社員・家族・多くの人と共に発展し続けられるよう目指していきます。
参加された方の声
例会に参加した感想をお聞かせください。
人へ対する関わり方についてとても学びになりました。
近い環境も有り、更に頑張ります
私自身が幸せなのは、職員のおかげだと改めて気付かされました。
また1人1人丁寧に向き合えるように努めていきます。
人との関わる在り方を学ばせてもらいました。
社員との向き合い方に新しい気づきとなりました。ありがとうございました。
向き合う事から逃げていたが、向き合うきっかけになる例会でした。
夢に日付を!
同僚社員のお話し、独立後には大きな苦難があったにもかかわらず、事業を続けてきたこと、そして現在進行系で自分と社員を大切にする経営を続けている辻野さんの経営体験報告はすごく学びになりました。







