㈱イベント21  中野 愛一郎 氏~「VOICE・この人 この声」第8回

2023年6月24日 投稿

会報誌インタビュー「VOICE・この人この声」では、「会員企業は辞書の1ページ」という同友会らしく会員の等身大の声をお伝えしています。

㈱イベント21 代表取締役社長  中野 愛一郎 氏 (副代表理事/共同求人委員長)

なぜ同友会に入会しましたか?入会したきっかけは

 親父が亡くなって急きょ会社を継ぎました。そのままなら会社はつぶれる、 経営の勉強をしたいと思い、 当時会員だった 叔父に誘われ同友会に入会しました。
父の会社をつぶしたくない、そしてニューヨーク 支店を出す夢を実現するには、経営の勉強をして加速できる会社にし て 大きくしないといけない 、そんな 思い で した。

ご自身が考える同友会の良いところ

自主・ 民主 ・ 連帯という精神と、経営者の質 の向上、国民と地域と共に歩む中小企業をめざす、これらの同友会の“考え方”をベースに様々なことを学ばせてもらっています。これは会社だけにとどまらず、PTAや家族など色々 なチームに、あてはまることだと思います。 とくに「 経営者の質 」について は 、 いろんな方に厳しく 関わってもらえることがよい点と感じます 。ここがしっかりしていないと 、いくら手法を学んでも何にもなりません 。
 そして綺麗ごとではなく「 地域との関わり 」 が大切と思えたから 、今 の会社があると思います 。 学んだことを通じて自身の やりがいにもなり、 また多くの人と 同じ方向を向けること、 関わりの中でときに感謝してもらえることなど、良いことしかないと思っています 。

自社と同友会の不離一体について

同友会はティール組織だと思っています。会員主体の同友会は、みんなが主体的に活動する組織です。また 青年部 会の仲間はお互いに切磋琢磨し磨きあえる、人生の宝だと思っています。そんな関係性が社員の中で作れないかと考えています 。お金を稼ぐ仲間や当たり障りのない関係で はなく、社員同士がお互いを高められる仲間 になれたらいいと思うのです 。
 だから、同友会でやったこと、学んだことは全部自社に取り込んでいます 。社内でもやりたくなるし、勝手にそうなっていく。ティール組織は 一人ひとりが いきいきでき 、楽しいし、結果も出る。同友会で勉強したことを自社に取り入れると、すべてが良い方向につながっていく ので、同友会を立ち上げ作ってきた方たちはよくこんな素晴らしいことを考えたなあと実感しています。

同友会で何を一番学びましたか?

一番と言うと色々あるけど、やっぱり「経営姿勢」かなと思います 。
経営者がやるべきこと、学ぶべきことは、細かく言 えば理念や、組織づくり、人を生かす経営など色々あります。でもそれらの 原動力は経営者の姿勢だと思います。


執筆者:株式会社パートナーズ 中野 徹