外国人材増加による日本の行方 ~ 行政書士業界

2020年2月1日 投稿

先日、自宅の近所にあるコンビニエンスストアが1ヶ月も経たないうちに閉店しました。あっという間のことだったので、どうしたのだろうかと気になっていたのですが、どうやらアルバイトの募集をしてもスタッフが集まらなかったことが原因のようでした。働き手が不足しているとよく耳にするようになった昨今、その現実に今一つピンときていなかった私に前述の出来事は、それを初めて身近に実感するものでした。

昨年あたりから県下のコンビニエンスストアで働く外国人の方をよくお見かけするようになりました。今までは、東京や大阪などの都市部を中心にしばしば見かける光景ではありましたが、その波は地方都市にまで波及してきており私たちの日常風景の変化を感じます。

時を同じくして政府は、2019年4月より人手不足が深刻な産業分野において新たな外国人材の受入れを可能とするよう「特定技能」という在留資格を新設しました。特定技能制度とは、一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人を受け入れていくものです。さらなる外国人材の活躍する場が増えたことにより私たちを取り巻く生活環境もますます変わっていくことが予想されます。

私ども行政書士は、外国の方の入国審査申請手続を代行する業務を日々行っております。日本で働く外国人の方と雇い入れされる企業を繋ぐ架け橋として、ひいては地域経済の発展のために少しでもお役立ちできるよう努めていきたいと考えております。

(行政書士 総合法務事務所マスタープラン 木田 和宏)