SDGsへの取り組み
「宇陀化成工業(株) SDGs宣言」
宣言01 「マテリアルリサイクルによる廃プラスチックの再生」
(具体的な取組)・再生原料業者との関係構築による再生原料の安定調達の実現
・自社の製造ロス分の再利用促進、ポストコンシューマー材の原料としての活用
・機能性を持った付加価値の高い製品の提供 など
宣言02 「CO2排出量削減によるカーボンニュートラル社会実現への貢献」
(具体的な取組)・バージン原料対比CO2排出量 最大▲88%(当社調べ)の製品の製造・提供
・工場設備の省エネ化、照明のLED化、エコカー等省エネタイプの車両導入
・デマンド管理による省エネ実施、井戸水を活用した機械の冷却 など
宣言03 「女性もシニア層も働きやすい職場環境づくり」
(具体的な取組)・希望する就業時間への対応(子育て、介護の支援) ・女性専用の休憩室設置
・工場の屋根の二重化、事務所屋根へのスプリンクラー設置による室温対策実施
・資格取得支援 ・地元の小学校や各種団体からの工場見学受け入れ など
【取組内容と数値目標】
① 再生原料100%製品の安定供給の実現
使用する原料は再生原料100%にこだわり、地球環境に優しいフィルムの製造を行っている。原料業者との信頼関係を維持深耕することで、再生原料の安定調達を確保する。
📍「再生原料購入量」
【2021年時点】5398 t/年 →【2030年目標】6600 t/年
② 省エネ推進によるエネルギー使用量の削減
工場設備の省エネ化、照明のLED化、営業車のエコカー導入など、効率的な電気・エネルギーの使用に努めている。省エネの取り組み強化で、さらにCO2排出量削減に努め、地球温暖化低減に貢献する。
📍「製品1tあたりの電気使用量」【2021年時点】418kWh/t →【2030年目標】405kWh/t
③ CO2排出量の削減
再生原料を使用した製品は、製品が出来上がるまでに排出されるCO2の量が非常に少ない。CO2排出量の可視化を行い、お客さまに通知することで、お客様とともに地球温暖化の低減に貢献する。
📍「当社製品利用によるCO2削減貢献量」
【2021年時点】21560 tCO2/年 →【2030年目標】26300 tCO2/年
④ 環境に配慮した付加価値の高い製品の開発
再生原料のブレンド技術、当社独自のフィルム製品技術を活かした製品の提供により、お客様の多様なニーズに応えている。引き続き環境に配慮した付加価値の高い製品を開発し、お客様への製品提供を通じて環境負荷の低減、業務効率化に努める。
📍「環境ラベル(エコマーク、UKKエコフィルムマーク)等、表示製品開発件数」
【2021年時点】6件/累計 →【2030年目標】100件/累計
⑤ マテリアルサイクルによる資源の有効活用
ポストコンシューマー材も積極的に活用することで、さらに既存資源の再利用、プラスチックゴミの削減に努める。プラスチックを廃棄しているメーカー等に積極的に働きかけることで、多くの廃プラスチックが当社で新たな製品に生まれ変わるサイクルの構築を目指す。
📍「ポストコンシューマ材の使用量」【2021年時点】1件/累計 →【2030年目標】15件/累計
⑥ 女性もシニア層も働きやすい職場環境の醸成
女性の管理職登用や柔軟な勤務体制構築、女性専用スペースの設置など、ソフト・ハード両面で職場環境の整備を行っている。今後は女性やシニア層が製造現場でも活躍できる環境づくりに努めるとともに、全ての社員が働きやすい職場を醸成する。
📍「有給休暇取得率」【2021年時点】77% →【2030年目標】100%
⑦ 教育機会の積極的な提供
費用の補助等により、業務に必要な資格の取得支援を行っている。今後は役職、役割に応じたセミナーや各種展示会や社外研修等様々なテーマの機会を設けることで、社員の継続的なスキルアップを図る。
📍「社外研修への参加延べ人数」
【2021年時点】10人/年 →【2030年目標】10人/年
紹介記事
所在地:奈良県宇陀市榛原篠楽117-1
事業内容:シート製品、大型袋、包装資材、ごみ収集袋製造販売
宇陀化成工業(株)は、創業以来、一貫してリサイクル原料100%の製品づくりを推進しておられます。2001年にポリハイ(ゴミ袋)で国内初、2002年にUKKのポリエチレンフィルムでと、相次いでエコマークを取得されました。2020年にはグリーン購入大賞 プラスチック資源循環特別部門 優秀賞受賞を受賞されました。そして2021年、3つの軸での「SDGs宣言」を発表されています。その中身は、2021年時点と比較して、SDGsの目標年である2030年の具体的かつ実現性のある数値目標が示されており、その一つひとつは経営理念と不離一体で思い描かれているいます。9月27日に宇陀ブロック・桜井ブロックと合同で開催した環境経営例会では、工場見学と栗林氏の報告からその中身に触れた参加者の面々をうならせました。
2011年30歳で事業承継した現社長は「協業が大事。関係先とよい関係でリサイクル原料100%が実現している。適正価格での仕入れを行い続ける。どんな原料が来ようとも高度な調整ノウハウで製品化する」と言われます。またSDGs宣言は社長一人で考えたものではなく、1年がかりで社員とゼロからつくりあげたものです。単に有給を消化させるということではなく、取りたい時にとれる、何人休もうが機械がとまらない、そういうことが「働きやすい環境づくり」だとも。
今回は「SDGs宣言」で掲げられている目標をそのまま掲載させていただきます。また数値目標の一端も紹介します。
「宇陀化成工業(株) SDGs宣言」
宣言01 「マテリアルリサイクルによる廃プラスチックの再生」
(具体的な取組)・再生原料業者との関係構築による再生原料の安定調達の実現
・自社の製造ロス分の再利用促進、ポストコンシューマー材の原料としての活用
・機能性を持った付加価値の高い製品の提供 など
宣言02 「CO2排出量削減によるカーボンニュートラル社会実現への貢献」
(具体的な取組)・バージン原料対比CO2排出量 最大▲88%(当社調べ)の製品の製造・提供
・工場設備の省エネ化、照明のLED化、エコカー等省エネタイプの車両導入
・デマンド管理による省エネ実施、井戸水を活用した機械の冷却 など
宣言03 「女性もシニア層も働きやすい職場環境づくり」
(具体的な取組)・希望する就業時間への対応(子育て、介護の支援) ・女性専用の休憩室設置
・工場の屋根の二重化、事務所屋根へのスプリンクラー設置による室温対策実施
・資格取得支援 ・地元の小学校や各種団体からの工場見学受け入れ など
【取組内容と数値目標】
① 再生原料100%製品の安定供給の実現
使用する原料は再生原料100%にこだわり、地球環境に優しいフィルムの製造を行っている。原料業者との信頼関係を維持深耕することで、再生原料の安定調達を確保する。
📍「再生原料購入量」
【2021年時点】5398 t/年 →【2030年目標】6600 t/年
② 省エネ推進によるエネルギー使用量の削減
工場設備の省エネ化、照明のLED化、営業車のエコカー導入など、効率的な電気・エネルギーの使用に努めている。省エネの取り組み強化で、さらにCO2排出量削減に努め、地球温暖化低減に貢献する。
📍「製品1tあたりの電気使用量」【2021年時点】418kWh/t →【2030年目標】405kWh/t
③ CO2排出量の削減
再生原料を使用した製品は、製品が出来上がるまでに排出されるCO2の量が非常に少ない。CO2排出量の可視化を行い、お客さまに通知することで、お客様とともに地球温暖化の低減に貢献する。
📍「当社製品利用によるCO2削減貢献量」
【2021年時点】21560 tCO2/年 →【2030年目標】26300 tCO2/年
④ 環境に配慮した付加価値の高い製品の開発
再生原料のブレンド技術、当社独自のフィルム製品技術を活かした製品の提供により、お客様の多様なニーズに応えている。引き続き環境に配慮した付加価値の高い製品を開発し、お客様への製品提供を通じて環境負荷の低減、業務効率化に努める。
📍「環境ラベル(エコマーク、UKKエコフィルムマーク)等、表示製品開発件数」
【2021年時点】6件/累計 →【2030年目標】100件/累計
⑤ マテリアルサイクルによる資源の有効活用
ポストコンシューマー材も積極的に活用することで、さらに既存資源の再利用、プラスチックゴミの削減に努める。プラスチックを廃棄しているメーカー等に積極的に働きかけることで、多くの廃プラスチックが当社で新たな製品に生まれ変わるサイクルの構築を目指す。
📍「ポストコンシューマ材の使用量」【2021年時点】1件/累計 →【2030年目標】15件/累計
⑥ 女性もシニア層も働きやすい職場環境の醸成
女性の管理職登用や柔軟な勤務体制構築、女性専用スペースの設置など、ソフト・ハード両面で職場環境の整備を行っている。今後は女性やシニア層が製造現場でも活躍できる環境づくりに努めるとともに、全ての社員が働きやすい職場を醸成する。
📍「有給休暇取得率」【2021年時点】77% →【2030年目標】100%
⑦ 教育機会の積極的な提供
費用の補助等により、業務に必要な資格の取得支援を行っている。今後は役職、役割に応じたセミナーや各種展示会や社外研修等様々なテーマの機会を設けることで、社員の継続的なスキルアップを図る。
📍「社外研修への参加延べ人数」
【2021年時点】10人/年 →【2030年目標】10人/年
栗林 浩二氏が報告する
例会・行事予定
宇陀のスゴい3社! 「DOYUエコ」受賞に学び、称える会
2024年11月26日(火) 17:00 開始
- 報告者
栗林 浩二 宇陀化成工業株式会社 代表取締役社長
山口 貴義 (有)山口農園 代表取締役社長
植平 秀次 植平工業(株) 代表取締役社長
- 場所
植平工業(株)
過去に報告した
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