リーダー「共育」研修2020

リーダー「共育」研修20200

●リーダー”共育”研修 3年目の取り組みをオンライン開催で
 11月12日、リーダー”共育”研修が開催されました。近年共育委員会では、様々な社員層に対する社員教育の機会を整理し体系の完成をめざしています。その最終年となる予定だった今年度は、コロナ禍で全社一丸の経営が今までに以上に求められるタイミングだからこそ、開催条件が左右されないオンラインで行事を計画・運営しました。

 リーダー研修は3部構成となっており、①社員が自分を振り返り自己姿勢確立の一歩を踏み出す、②経営者の生の声を聞き、社内の立場を超えて生き方や自らの在り方を考える、③自社の経営理念について経営者と幹部がともに深める、ということを目指しています。またその過程では「学びの5つの相関」と表現するように、自社だけでは完結しない他社との関わり合いから刺激を与えあったり、新たな気づきを得あったりしています。

 当日は見学を含め8社26名が1日かけて研修に参加。普段会うことのない他社の社員とのグループ討論で自分にない視点に学び、最後は自社の経営者と社員で時間を取って経営理念やこれからの自社での取り組みを熱く意見交換しあいました。

●めざそう、三位一体の企業づくり
 奈良同友会では「経営指針」「社員教育」「定期採用」を一体として企業づくりを進めようと呼びかけています。経営者は経営指針を作成するなかで経営姿勢を確立し、経営理念を成文化します。

 リーダー研修では、経営指針を一緒に実践する経営者と社員が互いに人としてどう在りたいと思っているかを知りあい、経営理念についてより深く確信することを目的としています。参加者からは、コロナ禍という誰も経験したことのない環境のなかで、互いにどう感じ、何を大切にしていきたいのか。また他社の経営者や社員がどのように感じ何を実行しているのかを知ることで、自社の存在意義や自身の仕事を改めて見つめ直したいという感想が寄せられました。

参加された方の声

自社の経営者あるいはリーダーについて、どんなことを考えたり感じたりしましたか?

"リーダー共育"研修に参加の声を社長からかけて頂いて、まだ働かせて頂いて1年にも満たない私ですが、期待して頂いていると感じました。他職種の方と話すことで視野が広がり新しい発見と仕事に対する取り組み方を学んで今後に生かしていける学びの場を提供してもらったことに期待に応じていかないといけないなと思いました。また社長の人柄・経営理念がしっかりある良い会社だなと感じました。

私は入社して、まだ2年という事もあり、多くの社員さんが先輩にあたる方々なので、先輩社員の皆様から日々、リーダーとしてあるべき姿や志を勉強させて頂いております。
そのような中でも、先輩社員の方々によって、考え方は様々です。なので、根幹となるリーダーの志は同じでもそこに自分の価値観を肉付けし、自分がありたいリーダー像と自分があるべきリーダー像を照らし合わせ、全体最適となるリーダーを目指したいと思いました。

本日の研修を通して「あなた自身」についてどんなことを考えたり感じたりしましたか?

自分に正直に生きているか・楽しく人生を送っているか・楽しく仕事をしているか等、今の自分の状況を改めて考える機会になりました。これから年月を重ね、自分の役割というものが出来た時にそれにふさわしい人になれるのか・・・・
そのためにもしっかりと先輩の良いところは学び自分のダメなところは改善できるように努力していきたいと思いました

日常業務の中で、自分がどれだけ会社の事・お客様の事など自分以外の事を考えられているかについて考えました。まだまだ、自分自身の人間性の弱さから他責の面が大きいのではないかと思います。本日の研修から得た学びとして、リーダーであるからこそ日常の当たり前や基本的な事にどれだけ心配・気配りができているのか。組織の中における自分のポジションから自分がすべき周りとの関りについて、再度、見つめなおす大切な機会となりました。

これからあるいは明日から、あなたなりにどんな事を目指したり・取り組んだりしてみようと思いますか?

本日得た学びだけでなく、様々な機会で得られる学びを常に共有することを意識します。得た学びというものを自分のモノにするには発言や行動にてアウトプットし、血肉化する必要があります。さらに、それを相手に伝え・理解し・実践してもらうことが私の目指すところです。
その目指すところには様々な過程が必要で・綿密なコミュニケーションが不可欠だと考えます。私は今後も、他社とのコミュニケーションを欠かさず、共育という過程と喜び作りという結果が見える仕事が出来るように取り組んでいきたいと考えます。

会社にとってコミュニケーションは大事です。しかし心の中では思っていても口に出して発言していくことが出来ていませんでした。声に出し態度で表していけるよう取り組んでいきたいと思いました。
問題を自分で見つけ考えだし皆で共有して一緒に考えて貰えるようにまずは話をする(接触頻度を増やす)機会を増やす。
聞く姿勢を忘れず指摘されたことは素直に受け取り改善していこうと思います。

介護の楽しさを次世代へ伝えていきたいですが、具体的にやってみると楽しいと思ってもらえても伝えることはとても難しいです。私が常に楽しくお仕事として、嬉しかったこと・発見したこと・喜びをまずは同じ介護者同士で共有し、ご家族に伝え、地域の方に伝え「大変な仕事だね」と言われることがないようにしたいです。大変ではないので。
あの人いつも楽しそうに仕事をしているねと思って感じてもらえるように自身で発信していきたいです。

共育の例会・行事予定