2023年7月 ブロック役員が主体となり 天理市長を表敬訪問 

2023年7月 ブロック役員が主体となり 天理市長を表敬訪問 0

2023年7月 ブロック役員が主体となり 天理市長を表敬訪問 

行政×事業者の視点で“地域の課題”を意見交換

7月6日に天理市の並河 健 市長を、川端 代表理事、野村副代表理事、藤枝支部長、米杉副支部長、山崎 の5名で表敬訪問しました 。近年奈良同友会においては、複数の支部で市長との懇談が行 われたり 、ある いは支部例会に市長が登壇して施策やそこに込める地域への考えを聞いたりする機会が続いています。 また 例会では、報告後のグループ討論で 行政職員 、事業者、金融などの関係機関 が 席をともにして互いの立場での 意見交換 から相互理解や関係づくりが進むケースも増えてい ます。 今回は、そのような他支部での 取り組みを知り、天理ブロックの役員でもある米杉氏がぜひ自分の 地元である天理市でもそのような取り組みを進めたい、という思いを持ったことで実現した訪問でした。
冒頭、藤枝支部長から中小企業家同友会の趣旨や活動などを簡単に説明すると、市長からはその中の「合同入社式」の取り組みについて非常に興味深いと言及がありました。 市でも生産年齢人口や年少人口が減少する現状に強い危機感を持っておられることからのご発言でしたが、人口減少の課題については「単なる縮小ではなく、世代間バランスの不均等が課題」とし、従来のモデルを拡縮するだけの対応では立ち行かないと強調されました。
“成長期にできあがったルール”が組織の動きを制限してしまうことは、行政でも企業でも同じように陥りがちなパターンであることが 、市長の自治体運営のお話にも、また参加会員企業の 業界の話題でも共通していました。日常的に企業経営で迫られる「新しい価値・新しい循環の創造」が行政目線でも同様 に重要課題であること が様々な言葉から感じられました。実際に 天理市 で取り組まれている デジタル地域通貨( イチカ) や建設中の エネルギー回収型廃棄物処理施設 などが、地元での経済循環やその循環に結びつく消費スタイルの創造という大きなデザインによって 進められているものであるということもうかがうことができました。
最後に、今年度中のやまと中央支部例会で並河市長に報告登壇いただけるよう調整をしていくことで合意しました。理念から着手中の構想まで縦横無尽に交わされる会話はあたかも経営指針のグループ討論のようで、来る例会も大いに学び深いものになると期待されます。

(奈良同友会事務局 山崎 聖子)

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