2023年6月 共育オープンセミナー・やまと中央支部例会
人が育つということ

2023年6月 共育オープンセミナー・やまと中央支部例会0 2023年6月 共育オープンセミナー・やまと中央支部例会1 2023年6月 共育オープンセミナー・やまと中央支部例会2
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報告者

山本 万喜雄 氏  愛媛大学  名誉教授

テーマ
人が育つということ
サブテーマ
~育てるものが育てられる~
開催概要
2023年6月30日(金) 18:00~
2023年6月 共育オープンセミナー・やまと中央支部例会
大和郡山市商工会館(まいどホール)にて
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6月30日、共育オープンセミナーを開催致しました。今回は、「共に育つ」を考える場づくりを同友会内・及び会外に広げることを目的に、やまと中央支部と共育委員会の共同開催という形で行いました。

講演テーマは「人が育つということ ~育てるものが育てられる~」、講師は山本万喜雄先生でした。万喜雄先生はそのお人柄から奈良同友会にも多くのファンがいらっしゃいます。

今回は子育ての話が中心でした。その中でも、リンゴの皮むきをさせない母親の話がとても印象的でした。「危ないから、させない。させないから、できない。できないから、やりたくない。」これはビジネスの世界でも全く同じだと思いました。やってみろと背中を押して、横から見守り、我慢強く信じて待つ。「経験させる、その気にさせるのが上司の仕事」という言葉に耳の痛い思いがしました。

一人ひとり皆違うことをみとめる。寄り添う気持ちを持って、かかわる。人を変えることはできないが、自分を変えることはできる。子育ても部下育ても本質は同じだと思いました。

(共育委員会副委員長/ゴールドジム橿原奈良 嶋津尊仁)

参加された方の声

例会報告から学んだこと、感じたことなどを率直にお書きください。

認める、共感する、その人の心に寄り添うことの大切さを教えて頂いた。
わかっていてもなかなか出来ないことも多いですが、ひとつずつ取り組んでみたいと思います。

参加して非常によかったです。明日から他の社員とも共有していきたいと思います。

頑張ったことを、たった一言、認めてあげるだけでその子は頑張れる。だから常にそれをやる。

内側に取手のある心のドアの話。無理にこじ開けようとしてはいけない。また、はみ出た相手の「はみ出た部分」は、欠点なのかそれとも例えば会社の伸び先なのか。それを知るには相手を見抜く努力を惜しんではいけないという点。

自分の弱みを見せることのたいせつさ、些細なことでもいいから行動を変えて行くこと。

寄り添い見守る中でも業務の締め切りや労賃の関係がある、そういった部分も踏まえながら臨機応変に寄り添いチームワークで関係を築いていく

子育ての気付き、事業のアイディア、必要性を感じました。
すべて⭕️で受け止めて、自分も周囲も力を発揮しやすい環境づくりに役立ちたい

人を育てる立場の意見や悩みを、講演やグループ討論の中でたくさん聞き、考えることができました。育てる対象は後輩や子どもたちかもしれませんが、相手が育つために必要なものは自分の行動だということを改めて気づくことができました。

働く人や人間関係、各人それぞれの言動や行動それぞれに、その理由や背景があると、頭では分かっていたが、今回共感させてもらいました。

人間味溢れる心が豊かになる話だった。何回聞いても共感します。

色々な立場の方の話や考え方を聞けたのが良かった。行動には意味がある。褒める事と認めることの違い、認めた上で責任感のある仕事の任せることができるという流れを学べたのが良かったです。

人育て(子育ても社員教育も)の過程には、否定的な行動に対する葛藤やしんどさがあって、その中で肯定的に捉える為にまた悩みがあって、色んな事を考えたり、想いをもったり、ぶつかってみたり、押したり引いたり色んな関わり方をしながらお互いに成長する。先生が仰っていたようにてきめんな答えなんかなくて、何が大事なのかというと、その葛藤の過程が真っ直ぐである事、真剣であることが問われているのだと改めて納得できました。子育てをする中で、自分(親)も自分を否定的に捉えてしまう事があるのですが、それすらも肯定的に包んでくださってるような山本先生のお話で、今日聞く事ができてよかったです。

「そうするにはそうするだけの理由がある」
昨年の同友会大学でお聞きした時には、社員さんとの関係でなやんでいる最中だったこともあり、すごく重くのしかかりました。
今日は素直に受け入れられた自分に成長を感じましたが、2年目の社員さんである参加者の方の質問の中で、「そうするにはそうするだけの理由がある」には育てられる側だけでなく、育てる側にもあるのだと話されたことに、目からウロコ。
まさしく育てるものが育てられるを体感しました。

私は今、新入社員で育てられる側の立場ではありますが、育てる側のお話しを聞き、対等な立場なのだと感じました。また、これから後輩が入ってくると思いますが、見方を変えて同じ方向を向いて話をする。Yes-But-Fight の関わり方、意識していきます。

「良い所探しをするために自分が育っていないと難しい」という先生の言葉が印象に残っています。他のスタッフと一緒に育つために、まずは自分から「周りの人の良い所をしっかり認められる」ことが当たり前にできるように良い所探しを重ねていきます。

相手に共感する、肯定する為には、その人を良く見なければならない
簡単そうで実践するのは難しいと改めて感じました。肯定すればいい期待してあげればやる気になるという単純なものでなく、それが負担になってしまう場合もあるというのは新しい気付きでした。

自分自身、改めて考えさせられる内容ばかりでした
子は親を育てる、人を育てる、 良い所があれば褒めてのばす、小さい事で見る

山本先生の講話は、本当に心にささりました。消化するのには、これから復習して自分事としたいと思います。
様々な立場、職種の方とグループで話せ、自分を振り返ることができました。
「共育」の理念につながります。

ユーモアがあって、とても楽しく気付きの多い時間でした。
いつもありがとうございます

相手を思う心、認める心、それが自分も認めてもらえる事につながる事
いい気付きができました

子育ち、子育て、親育ち、Yes But Fight
肯定、共感、注文、支援 子育ての心得が学べた
人育て、スタッフの方との接し方、その気にさせる指導、同じ方向から気持ちを向き話す

相手に興味を持ち、心の中のコミュニケーションを大切にしたい
「ありがとう」を大切にする
相手の良いところをさがす努力が大切である
弱みを見せることで人が楽になる

今までやってきたことを反省しました。もっとこういう考えでいられたら、もっと楽に仕事に取り組めていけただろうと思いました。

人生の振り返りができ、今後、家族・社員・同友会や他団体との私の関わり方をグループ討論で学べました

病む事も人間を育てる
子育ち 子育てではない  自主的に育つ
Yes But Fight 認める事(褒める事ではない)が大事
その気にさせる事の準備

人の育ちをサポートするには、まずは肯定することが大事で、その肯定の言葉を出す為に、多くのことを経験したり文化を食べることを積極的に行おうと思いました

・指導はその気にさせること。その為には私はその準備をしっかりしないといけない
・同じ目線に、また同じ方向に立って一緒に考える

経営者や社員という立場でも「教育」する立場の者の苦しみに共感があった。
教え方は様々あると思うが、まずはその人を知り、関係性を築き、認め、指導することが大事だと思った

危ない(難しい)からさせない、させないからできないの負のスパイラルを生み出して、後輩やパートさんの成長を妨げていたかもしれないと感じた
心配性で人に頼るのが苦手な性格であるが、上手に頼って、できるまで見守ってあげることが大切だと思った

・学ぶ喜び ・子育ち、子育て、親育ち ・そうするにはそうするだけの訳がある
・育てようとしている会社か ・病むことも人間を育てる
・こんな私でも役に立てる 10年20年30年寄り添う
・良いところを見るには自分の人間的成長が必要 ・褒めると認めるは違う

一緒に働く職員のことをもっと知り、それぞれの言動についての背景に着目していくことが人を大切にする一番だと感じました

今回の講演を聞かせていただいて、気付いたことは、まず否定からするのではなく肯定をしてあげることの大切さです。この学びを仕事などで活かしていき、少しでも気持ちが楽になるような職場にしていきたいと感じました

自社課題の大きな1つに新卒採用がありますが、なかなか厳しくうまくいっていません。中途採用中心の自社のことをマイナスに捉えていましたが、先生の紹介された不揃いの木の癖を生かして1本1本組めば、千年を超えて塔を支えられるの話に、自社の強みでもあるのだと改めて感じる事ができました

大変勉強になりました。家に持ち帰り、もう一度振り返って整理したいと思います
ありがとうございました
皆様、大変ご熱心でびっくりしました

自分を認める大切さ。他人も認める大切さ。

印象に残ったのが、「Yes But Fight」です
今までだったら案や意見を聞いても肯定できなかったこともあったので、明日から是非実践してみたいと感じました

Yes But Fight の伝え方は本当に素晴らしいなと思いました
何か起こったら、Yes多めで伝えたいと思います
勉強になりました

Yes But Fight まず共感 小さいことでも褒める
自信と力でそれに関われるだけの人になる
人として成長して苦労もしながら人のいい所に気付ける人になる

Yes But Fight を意識しないとついつい否定から入ってしまいます
But ばかりだと嫌な気持ちになるなぁと思います
改めていきます

子育ても従業員育ても同じように、相手の事をしっかりと見て向き合い、理解し合った上で同じ方向に向かうということ
自己決定をさせることが成長にもつながり、責任を持って行動してくれるようになる

「動けば出逢う」本日セミナーに参加させていただき、ありがとうございました。
「強さとは弱さを見せること」が印象に残りました。
人を変えるには、自分自身を変える事が大事。
今から何か自身の行動を変えようと思います

・決めつける事はダメ、相手の事を考えて寄り添って行動する事で、周りの人の事も変えられると思いました
・指導するなら、相手をその気にさせないと意味がない

指導とは、教える事。 指摘するものでなく、意欲を立てる言葉である
一人一人が仕事のやりがいを感じられる職場づくり

肯定的配慮、共感的理解を実践して、コミュニケーションを図ることの重要性を認識しました

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