2024年1月 新春賀詞交歓会
時代の風をとらえ、潮流を読む!
  航路を拓くのは経営者の責任!

2024年1月 新春賀詞交歓会0 2024年1月 新春賀詞交歓会1
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報告者

田中 幸仁 氏  経産省 地域経済産業調査室  統括

森田 浩司 氏  三宅町  町長 

下山 朗 氏  大阪経済大学 経済学部  教授

テーマ
時代の風をとらえ、潮流を読む!
  航路を拓くのは経営者の責任!
サブテーマ
~経営戦略に科学性を、外部環境分析にデータを~
開催概要
2024年1月18日(木) 17:30~
2024年1月 新春情勢講演会
JWマリオット・ホテル奈良にて
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新春賀詞交換会 報告

1月18日にJ.W.マリオット・ホテル奈良にて新春賀詞交歓会が開催されました。コロナ以降はじめて会場のみでの開催形式でしたが、122名が集まり熱気のなかで新しい年の学びあいをスタートしました。 今年は科学性をテーマにパネルディスカッションを行いました。田中氏からは、技術の高度化や産業構造の複雑化・グローバル化など目覚ましい変化が進む時代にあって、日々次々に迫られる経営判断や評価に経験者の暗黙知(経験・コツなど)とともに“暗黙知を補う定量的なデータ”が重要であるという提起がありました。そして自社や取引先の業界や地域人口などの経営環境を分析するツールとしてRESAS(地域経済分析システム)が紹介されました。 森田氏からは、統計分析による人口減少で担い手・資金が減少するという現実的な課題を受け止めながら、「自分らしくハッピーにスモール(住もうる)タウン三宅町」を町ビジョンに掲げていると説明がありました。Small is[  ].と、全国で2番目という小ささを強みにしながらサイズではない確かな豊かさを追求するという方向性と、「まちの夢の伴走者/共創者として、共に成長を続ける」という町行政のミッションを示すことで、住民も参画し「自分サイズでのチャレンジ」が出てくる風土を醸成している様子が紹介されました。 吉岡氏は、パネラー2名より提起のあったデータの活用やそれをもとにした方針、そして方針の全社共有について、実際の企業経営での取り組みとして言及しました。また、情勢について聴くだけの講演ではなく、自ら実際に手を動かしてデータを取りに行く・自分で考えることのきっかけを得る新春例会であったとまとめ、それを実践して激変する環境の中でも自社を発展させていこうと呼びかけました。

(奈良同友会事務局 山崎 聖子)

参加された方の声

パネルディスカッションおよびグループ討論で学んだこと、感じたことなどを率直にお書きください。

分かってるつもりで実は分かっていない内部、外部環境。主観が客観と合っているかデータで検証。

将来、世の中や業界がどうなっていくのかを見据えて、経営戦略を立てることが必要で、データも活用する必要があるのだなと実感しました。

経営者は課題抽出能力が高い

データーの重要性
強みは商品では無いサービスや技術である

暗黙知をデータで保管する、他社のデータを自社にも活かす

大変おもしろかったが、時間の関係で少し浅かったように思う。もう少し長めの時間が欲しい。

人材問題が、これからの最大のテーマの一つとなっていることが実感できた。

人材の定着についてと自分自身と職員が色々なことに興味を持って挑戦していけるようにしていきたいと思いました。

経営課題が聞けてめちゃくちゃ勉強になりました。

RESAS 知らなかった
人が少なくなると何もできなくなる
データをどういかすか

それぞれの悩みがあり解決に向けて取り組んでいる姿勢を聞けて良かった

データの大切さも理解した事と、暗黙知もしっかりとしたデータ視覚化できていないだけ。
しっかりと視覚化することで大切なデータとなる

データ情報に基づいて、新たなビジネスの決定方向性を決めていくこと。

データは経験や勘などの暗黙知を補完するということ。データは大好きだが、データだけではなく、暗黙知と絡めることでデータがより意味をもつことにつながる。
パネルディスカッションは、時間が短かったり、パネラーの言いたいことが伝わらなかったり消化不良になることが多いですが、今回のパネルは時間配分や進め方、パネラーの言いたいことが伝わりとてもよかったです。

データの活用の重要性。自分の欲しいデータを取るのではなく、客観的に捉えることが重要だと思う

もちろん統計データで全てが判断できるわけではないけれど、少なくとも方向を決めるための材料として、RESASの資料はとても役に立ちそう。また、三宅町が、人口減少・少子高齢化を見据えて、そこから目を逸らさずに施策を打ち出していることに感動しました。

人材が重要であると同時に、いかに人財として育成し、技術など自社の強みを出していくかを学びました。

将来にむけて、人材育成が課題という事業者さんが多かった。
ただ技術を教えるのではなく、人としてコミュニケーションの重要性。
やめない環境を整えるということが大切だと思いました。

暗黙知も必要だが、+αデータをどう活かすか

失敗を活かせる風土づくり
失敗を隠さずに前に出てデータ化して共有 活かす工夫

・暗黙知とデータ活用
・チャレンジと失敗を許容する風土
・多様性とイノベーション 新しいこと

RESASが提供されていることが大きな収穫でした。
三宅町の小さな強みというのが、今後企業で大きく生かされるものだと思いました。
各会社さんが多くの問題を共有しているのがよかった。

データの活用は新しい発想へつながる。暗黙知は確証につながる。
小さい(Small)はネガティブではない。自分(自社)サイズで自分(自社)のミッション、ビジョンを明確に進む方向性を決めればOK。

・データ活用の重要性とデータ分析、方針作りの際の”遊び”の必要性
・福祉業界に”経営” ”経営者”が存在するのだろうか?

スモール○○の話に興味が出ました。RESASを学びたいです。

データ活用の重要性、データの使い方など実際にすぐ使える部分が知れてよかった。

自社の課題を再認識を再認識できました
スポット雇用が他社でも採用されていましたので、いい勉強になりました。

データ活用がいかに色々な面で重要かは、改めてよく理解できたが、一方で先日もテーマであったAIがすごいスピードで進んでいる。今後AIがデータ分析もどんどんするのではと思う。

・RESASがあることを知らなかった。会社で活用したいと思います。
・人材育成に苦労している
・将来伸びる市場に挑戦できる

データによって意思決定が変わるということに改めて気付かされました

一つのテーマでもいろいろな学びやアドバイスもいただき、かなり勉強になりました。
人材に関して皆様悩んでいることが分かりました。

データの使用で自社の行方が良くなるイメージができた。
ただ、分析次第では恐ろしい結果になる。

・ナイチンゲールの別の部分、データ分析のプロであること
・人口が減る、町が面白くなくなる、関わる人を増やす
・小さい町だから出来る事がある

販路拡大、顧客新規開拓、デジタル化対応、課題の優先順位づけなど、経営者の生の声・課題をお聞きでき、大変参考になりました。

自分達の地域での立ち位置を確認する事の大切さ。
その方法としてRESASが使える事が学べたのが良かったと思います。有難うございます。

各社経営課題が別々だけど、発信することで助言や気付きがもらえました

・RESASの存在を知れた
・業界、業種に関係なく、未来への展望を持たれていること

自社の強みを見つける、磨く
業種によって時代の流れの受け方が違うが、いずれにしても時代を読んでいくことが大切

田中様の話は、すごく入ってきました。社に持ち帰って引継ぎやります。
森田町長の話、少ない人、小さな町のプラスの考え方
吉岡社長の話、当社の考えている所を先にやっている、すごい!

データ収集の仕方、暗黙知とデータ活用のバランス

データ活用の重要性、各企業様の経営課題

・暗黙知とデータの活用
・リーダーの判断力や行動力
・応援される会社になる

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