出展40社、参加者82名で第1回を開催!
奈良同友会では、7月10日に「第一回 オール奈良インターシップ&オープンカンパニー合同説明会」(設営:共同求人委員会、後援:奈良労働局、奈良県、奈良市、天理市、香芝市)を開催しました。
説明会は、主に高校生・大学生を対象に実施。参加企業がインターンシップ(5日以上の研修)、もしくはオープンカンパニー(1~2日の見学)のカリキュラムを組み、当日来場した若者に「自社はこんなすごい仕事をしています」「夏休みを利用して会社に来てみませんか?」とPRすることで、奈良の魅力ある会社を地域の若者たちに知ってもらう機会として企画しました。当日は同友会外を含めて40社の企業が出展、学校の社会貢献カリキュラムの一環で参加した育英西中学校の生徒10名を含めて計83名の参加者が来場しました。
説明会を企画した共同求人委員会では、毎年同友会企業の魅力・求人情報を掲載した「ナラワク」を発行し、奈良県内の大学キャリアセンターとの懇談を続けてきました。奈良県は県外就業率がワースト3に入りますが、懇談を重ねる中で、複数の大学から最近の学生は地元就職を希望する比率が高まってきているという傾向が確認できました。一方で、学生はマイナビなどの大手就職サイトを経由した情報収集が一般的なため、東京・大阪などの企業の情報量が圧倒的で地元奈良の企業を知る機会が少ないという課題も明らかになってきました。また、報道ベースでも就職活動の早期化が年々進み、その反動による内定辞退や早期離職などの問題も顕在化してきています。これらのミスマッチを避けるため、まず奈良の魅力ある会社を地域の若者に知っていただく社会教育運動の一環として説明会を企画しました。説明会からインターンシップやオープンカンパニーにつなげることで、奈良にも様々な幸せな働き方があることを知り、自分らしい働き方を考える機会とし、結果、将来的な奈良県内での就業にもつなげるようとするのが目的です。
参加者からは、「奈良には何もないと思っていたが、こんなにいい会社があるのを知れた」「社長が楽しそうに仕事しているのが印象的だった」「楽しいので予定を伸ばしてたくさんブースを回ります」などの感想が聞かれました。運営側では、参加者が「来てよかった」「奈良にも魅力的な会社があると知れて良かった」と満足してもらえるように、出展企業が自社のPRのみに終始するのではなく、40社が協力して奈良の魅力を発信しようと出展企業を対象に前夜祭も開催するなど、雰囲気づくりにも気を配りました。
また、広報活動にも奔走し、①行政機関への訪問・後援依頼、②県内5大学で実施した出前講義でのPR、③大学最寄り駅、県内主要駅(約15駅)でのポスター掲示、などにも汗を流しました。各地の合同説明会で閑古鳥が鳴くという昨今、奈良で80名を超える参加者を達成できたのもこうした運営メンバーの地道な取り組みによるところが大きいと確信しています。
(奈良同友会事務局 渕上 芳昭)












