Doyuなら372号編集後記より

日常では日々の締め切りに追われて、つい目の前しか見えなくなりがちです。同友会では「なんのために」を問いかけあうことで、視野狭窄に陥らないようにお互い気を付ける効果がありますが、とくに定時総会にむけた議案検討では、10年先・将来的という時間的にも、また自社や取引先だけでなく関係機関や地域など社会的な関係性においても、より大きな視野での「なんのために」が議論され、目線を上げて景色をとらえることの大事さを再確認します。先の事と目の前のことと、瞬時に行ったり来たりさせながら考える力は、訓練です。実際の体では最近一気に老眼が進み、手元と先とを見るピント機能の調節に難を感じる様になっていますが、展望と戦略・計画のピント調整は、同友会での議論に参加することで少しずつでも訓練されるように感じます。
今年7月の中同協定時総会では、30年前からの今を総括し、そして30年先を展望することをテーマにしています。30年先を展望する力? 私は正直ピンと来ませんが、ぜひ一緒に学びに行かれませんか? 今月の案内にパンフレットが入っています。お申込みお待ちしております!

(奈良同友会事務局 山﨑 聖子)