Doyuなら378号編集後記より

早くも12月号の編集ということに、驚きを禁じえません。みなさんはこの1年間いかがでしたか。今月は7年ぶりの奈良同友会パンフレット更新をご紹介するということで、1年どころではなく年単位でも時の流れの速さを実感します。今回、第1弾と第2弾を比べてこの7年の間の変化に気が付くこともありました。

まず初回のパンフレットが7年間役割を果たしたということで、当時の制作にあたって掲げていたコンセプトである「実際の会員の実体験で伝える」という切り口によって、同友会の魅力を年月では色褪せない形で表現できていたということを再発見できました。外部環境の変化はあっても、経営者として経営課題に向き合い学ぶプロセス、そこで培われる経営者の姿勢や視座の価値は普遍的だということです。当時は、パンフレット作成のために広報・情報化委員のみなさんがインタビュー取材を通して取材対象の会員と交流が深まっていたのも印象的でした。

今回のパンフレットは一変、1年ごとに更新する作りになっています。ロット選択や編集の手軽さの影響もありますが、同友会の活動自体が年ごとに充実してメニューの変化が速いこともあります。そして何より、「会の隅々に増えた主体的な発信者」「情報を集約し同じ方針のもと整理できる組織活動」があってこそ可能となります。7年間あっとの間には感じますが、奈良同友会も変えるものと変えないものを考えながら、確実に組織の年輪を重ねているように思えます。

(奈良同友会事務局 山崎 聖子)

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