石破茂首相が辞任したことで自民党の総裁選挙がメディアを賑わし、各候補が続々と政策を発表しています。国政選挙でも思うのですが、毎回の選挙で各党は選挙公約を発表しますが、選挙後にその公約がどうなったのかが検証される機会が乏しい気がします。個人的には選挙の度に、「●●党の前回の選挙公約は■■でした。今回は・・」と前回の公約も併記して紹介することで、「なぜ前回の●●の公約は今回はないのか?実現したと考えているのか?」など有権者に有意義な情報を提供できるのではと思ったりもします。
会社経営でもよく「PDCA」を回すと言われますが、「P」を立てたがその後どうなったのかが曖昧になることが少なくないのではないでしょうか。大切なのは、立てた計画が達成されたのか?できなかったのか?を客観的な数値で検証し(「CA」)、今後に活かしていくことです。今回の自民党の総裁選挙も「P」の看板倒れにならないよう願うばかりです。
(奈良同友会事務局 渕上 芳昭)