Doyuなら364号編集後記より

「世代」の捉え方として、生活を取り巻く物の文化で世代分けるという話を昔聞いたことがあります。いろんな世代が混ざり活動する社会の中、何歳代 何年代生まれ などという言い方をすることがありますが、 10 年毎でもなく、何歳代でも分けきれないものです。
生活文化として、何が当たり前に身の回りにあったか、どんな生活をしていたか?
冷蔵庫洗濯機、テレビが家にあったか?扇風機がエアコンになり、いろんな物がリモコン操作になった。電話はダイヤルを回さなくなった。ポケベル、ファミコン、ワープロからパソコン。プリントゴッコから家庭用プリンター。海外旅行には、何枚撮りフィルムを何本持って行っていく?コンビニができ、銀行にも足を運ばなくても手続きが出来る。等々…。
その進化のどれを基準として生まれ育ってきたか?当たり前のラインがどこにあるのか?で世代を捉えてみる。という視点です。
「その世代だからこそ…」の、得意なことも見えてきます。いろんな世代の当たり前を認識し合って、活かし合って、ひとつのチームとして、これからの進化に対応していきたいですね。

㈱ クオリア 上林 久美子