【5月28日(水)なら支部・経営労働委員会合同例会 開催報告】
2025年度最初のなら支部例会は、経営労働委員会と合同で「経営指針成文化&実践セミナー(以下、セミナー) ガイダンス」を開催しました。
例会では昨年から経営労働委員長を務める脇阪氏から、過去のセミナー受講とこれまでの実践について報告がされました。脇阪氏は2018年度にセミナーを初受講し、その後、毎年継続受講されています。最初は経営について右も左も分からず、すがる思いでセミナー受講を目的に同友会に入会、毎年のセミナー受講で経営指針をブラッシュアップしながら社員と実践し、少しずつ会社を変えてこられました。
経営指針の実践では、スタッフとともに「企業変革支援プログラム」を活用することで、自社の課題を洗い出し、目指す方向性を明確にしていきました。スタッフから出た「休みにくい風潮がある」という声には、有休取得の推進で応え、結果的に2022年にはユースエール認定につなげることができました。このように、自社の課題と改善点を経営指針書の方針の中に具体化していき、「すぐできること」「長期的に目指すこと」と整理することで、確実に会社が変化していきました。
例会のまとめでは、2025年度セミナーで講師を務める「かなえ経営(株) 佐野 元洋 氏」から、「経営指針はつくることが目的でなく、指針書を羅針盤に実践を続けることが大切。実践を続けることで会社は少しずつよくなっていく」との指摘がなされました。
奈良同友会のセミナーには、「継続受講」という独自の風土があります。「一度の受講では指針書はすぐには完成しない、学び続けることが大切」との実感から「経営指針を実践し新たに見つかった課題を、改めて指針セミナー受講の中で整理し、翌年の経営指針書に反映させる」というサイクルを実践する受講者が多くおられます。
セミナーは来年度も開催いたします。「よい会社」をつくるために共に学び合う仲間が一人でも多く増えることで学びの土壌はより豊かになり、奈良によい会社が増えることにつながります。ぜひ一人でも多くの会員の方に学びの輪に加わっていただきたいです。
(奈良同友会事務局 渕上 芳昭)
参加された方の声
例会報告から学んだこと、感じたことなどを率直にお書きください。
なぜ経営しているのかを、言葉にして、どんな方にも何度も伝えることで、自分におとしこめる。
指針セミナーがすごくいいことはわかった。
漠然とした会社、仕事では、続かない。明確な目的と目標が必要。
指針書の作成の意義
地域との関わりについて
自己満足の内容が大事
経営指針の大切さ
経営理念を従業員に浸透しないと会社は強くならないこと
経営指針書は磨くもの
経営する理由を改めて考える機会になった。
改めて、何故経営をしているのか?考えさせてもらえる機会となりました。
経営指針の重要性を改めて感じました
地域に貢献する事について全くその気がなかったところから毎週こども食堂を開催するに至った経緯がよかわかった
経営指針の重要性が大変分かりました。
継続することの大切さ
経営指針は絶対必要だと感じた!
書くことで目的地を明確にし、PDCAを回すことで目的地に一歩一歩近づいていけることを改めて感じました。
経営指針書を見せて頂きましたが、自分のしたいこと、社員さんや利用者さん、地域との関わりに対する脇坂さんの思いが強くこもったすごく素敵な指針書だと思いました。
また、社員さんが経営指針に深く関わっていることも率直にすごいと思いました。
脇阪さんが取り組まれた経営指針書作りの過程で苦労されたことや作られたことによる事業への影響や自身のブレない姿勢が勉強になりました。
理念の大切さ、成文化する事の大切さを学びました。
経営理念の必要性がよく分かった。
理念のアドバイスに関し、事業内容について詳しくないと、深くできないのではないか?と考え、迷っている。
成文化とPDCAの効果。繰り返しセミナーに参加する意義。脇阪さんの実践から、自社の事業が地域を巻き込んだ社会活動に発展していく様子に感服しました。
経営指針書の必要性、継続することの重要性を改めて実感させていただきました。
経営理念に触れる機会が増え他社さんはどのように作成されてるのか興味がありました。報告を聞くなかで苦労や良かった事など聞けて良かったです。
経営理念の必要性がよく分かった。
理念のアドバイスに関し、事業内容について詳しくないと深くできないのではないか?と考え、迷っている。