(株)MWV 森脇 正文 氏~「VOICE・この人 この声」第23回

会報誌インタビュー「VOICE・この人この声」では、「会員企業は辞書の1ページ」という同友会らしく会員の等身大の声をお伝えしています。

(株)MWV 代表取締役  森脇 正文 氏 (やまと東支部幹事長)

なぜ同友会に入会されましたか?そのきっかけは?

代表取締役になり雇用をはじめ6年。新卒採用を始めたいと思い、どうしたらよいか?を市内の求人誌の担当者に聞いたところ「経営理念と指針書が必要。それを学べる場所がある。月1回参加するだけで大丈夫。」とお聞きし例会に参加。人の経営を聞くなんておこがましいと思っていましたが、こんな開けっ広げな経営体験の話が聞ける場があることに感動し、入会しました。青年部会にも入れるとのことで、合わせて入ることにしました。

自身が考える同友会の良いところは? 

生きるとはどういうことか?から生きがい、働きがい、経営、仕事を考えるところ。そういったことを押し付けるのではなく、自分で考えさせてくれるところです。会員の皆さんの一人ひとりが教科書で、事業がうまくいく方法は一つではない。一方で、根本的なところで共通するところもあり、社内でいるだけでは考えないことを、いろいろと考えさせてもらえる場だと思います。

自社と同友会の不離一体の部分は?

人との関わりだと思います。人が成長するタイミング、スイッチが入る時はほんとにわからないもので、何が影響するのか?不思議なところです。同友会内でも社内でも急に成長がみられることがよくあります。社内では、事務員さんで採用したはずなのに、今では動画編集と作曲までできるようになったり、今まで3年かかっていた撮影・編集の教育が、合同入社式でやる気がでて半年で一人前になるといって実際そうなってたり。同友会でも同じような場面がよく見られます。自分がその成長にどれだけ関われたかはわかりませんが、そういったシーンを見ることがほんと嬉しいです。これから支部幹事長として、人と関わりながら、人の成長と組織の成果が問われるようになります。仕事も一緒のことだと思います。これからは、組織としての成果を出すことができるよう同友会運動も社業も頑張っていきたいです。

同友会で何を一番学びましたか?

追求するのは原因だけでなく目的もあること。はじめは目的といわれてもさっぱりわかりませんでした。いつも原因ばかり追究している人でした。技術は原因(過去)を追求するが、人間関係は目的(未来)を追求する方がうまくいく。なぜ?で原因・過去を追求することと、なんのために?で目的・未来を追求する、この両方が必要であり、場面により使い分けができるとよりいいことに気づけたことは、経営するうえで大きな転機になりました。目的が見えると仕事もワクワクして、単なる今の作業が何につながるか?イメージできるようになりました。自分のやりたいことを考えると、周りの人はどんなことをしたいのか気になります。いろんな方とお会いする中で、目的のやりたいことが重なるところで一緒に仕事をすることが楽しいこの頃です。

執筆者:株式会社office masui 益井 貴生