竹村 ひとみ氏-自己紹介
あなたは同友会で何を学んでますか?(学びますか?)同友会に何を期待しますか?
働くこと、学ぶこと、人と関わることを通して、自分の人生を精一杯豊かに生きること。
そういう誠実に仕事をされている方や、経営者の方々と、一緒に何かができたらと思います。
自身が大切にしている価値観・人生観
*いつも笑顔 *こころ豊かに *人との関わりを大切に *楽しく生きる *いつもありがとう
この広い世界で、たまたま出会った縁を大切にしたい。良いことも悪いこともいろいろなことがおこる人生を受け入れて生きていきたいと思う。
あなたは(経営者として)何のために仕事をしていますか?
●自分の仕事に対する納得
●自己存在の証明
*自分の大切な人たちの療養生活が、安心して過ごせ、また、生きていて良かったと実感できるような介護(看護)を提供し、喜んでもらいたい。
*縁あって出会った利用者、社員、自分自身が仕事を通じてお互いに成長でき、幸せを実感でき、日々楽しく暮らしたい。
●人との関わり(関係性)を基本に、生きる援助をしたい。
「生きている」とはどういうことを言うのか?死ぬまで、自らに問うていきたい。
(看護師・救急救命士・介護支援専門員・音楽療法士それぞれの資格を有する意味)
「そうか、わかった!!」とホッとして安らかに穏やかな最期を迎えたいものです。
社員と一緒にどのような会社にしたいですか?
いっしょに歩みつづけられる会社かな?
*仲間=家族と同じに大切な人
*何事にも誠実に向き合い、自分にできることは、すぐ実行。
*夢を語り合え、お互いに自己実現できるように協力しあう。
*どこよりも恵まれた職場環境を目指し、働く喜びをわかちあう。
そんなふうに思い合える関係性が理想です。が、お互いに歳をとり、だんだんこれがむずかしくなってきました(^_^;)
共に働く社員にどうなってもらいたいですか?
●年配の社員さんには、いつまでも元気で!死ぬその時まで、必要とされていてください。
●若い社員さんには、子供たちの未来を創造できる素敵な大人になってほしいです。
会社紹介
何屋さんですか?(事業ドメイン)
共に生きる応援隊
会社の強みはなんですか?
弱さを抱えている強さと優しさ
これから会社が進んでいく領域は?
高齢者介護から、障害者や子どもも含む居場所創り(自然の中で癒やされたい?!)
地域社会に対する考え方は?
●近くにあると、安心でき、喜んでもらえる会社
*近所付き合いを大切に
*公園をきれいにする
*ていくあいを通じての異世代交流
*地域の中で必要とされる会社になる
●「子供は未来の宝!」自分の住んでいる地域だけではなく、日本や世界にも目をむけ、自分たちの出来る事や、会社でできることで、その子供たちを支援していきたい。
●介護を通じての関係性、その関係性を繋ぐ事で、優しい世界(関係性)が、次の世代につながっていってほしいと願っている。
社会に対して問いたいこと:介護って必要なのか?
必要だとしたら、今の介護ってどうよって、ちょっと疑問??!
紹介記事
会報誌インタビュー「VOICE・この人この声」では、「会員企業は辞書の1ページ」という同友会らしく会員の等身大の声をお伝えしています。
有限会社ていくあい 代表取締役 竹村ひとみ 氏 (障害者共働委員長)
(有)ていくあいは、奈良市鳥見町で一軒家を借りてのデイサービスとそこからヘルパーを派遣する介護の事業所をしています。
入会と学ぶきっかけになったことは?
20年前に会社を立ち上げた時、近所の同業者の方が会社に来られて同友会に入ってくださいと自治会のように誘ってもらったのがきっかけでした。 経営理念がないことと、経営って何をすればいいかもわかっていなかったこともあり、経営指針セミナーを受講したのが同友会で学び出す一歩目でした。資格を持っていたら仕事をやれるのは当たり前と上から見ていましたので、セミナーでは「できていない自分」に直面したのです。
同友会での1番の学びは?
同友会は、「働くことを通じて人の可能性を育む」そういうことを大事にしてる会だと思っています。 色々な問題の原因を他者に向けるのではなく、まずは経営者としての自分に向ける。簡単に諦めずに、利他の精神、周りの人にとって、社員にとって、地域の人にとって、未来の子供たちにとって、そういう風に、本当に広い視野で考えられる人たちが会員に多い。
理念を作る時に、科学性と人間性と社会性を考えるのですが、私は特に社会性がなかなか腑に落ちませんでした。公園の掃除をする、道を綺麗にする、あるいは雇用や税金を払う、どれも当たり前のような気もして、自社でしかできない社会貢献が、なかなか出てきませんでした。そこが、あっこれだと腑に落ちてくると、やりがいを感じられる。同友会で学んで自社で実践するとそういう部分が見えてくるのが醍醐味です。
社員と共に学ぶ
共育委員会の研修には、社員と一緒に参加しています。自分ひとりでは伝えきれないことがいっぱいありますが、研修の場だと、よその会社の経営者や社員さんとの関わりから社員も私も学ぶことがたくさんあります。よそではやれていないことをうちの社員がやってたら、ものすごく褒めてもらったり、それはすごく学びのスピードがつく。
自分で器を広くする
同友会で出会う方の中に、この人は絶対に日常ではお付き合いはしないやろなっていうタイプの方もいらっしゃいます。けど、関わり続けていくと、準備をきちんするとか、時間をきっちり守るとか、ここはすごいなというところが見えてくる。関わりの中で自分とは全く違う意見を受け入れれるようになった時に、自分の思考が広がっていく感覚がある。この広がりが器を大きくすることなんやと学びました。だから違いを認めるってことは、結局自分の器を広くして一旦受け入れる力を広げてるんやということを日々学んでいます。