中小企業家同友会って?
1957年東京で設立され、現在では47都道府県、約46,000社の企業経営者が加盟しています。
奈良県中小企業家同友会には、約460社の経営者が所属し、お互いの経験交流から、会社の舵とりや地域の活性化について真剣に学びあっています。
同友会で経営者が学んでいること
こんな会社が集まっている!
Ⅰ「よい会社」ってどんな会社?
あなたはどんなイメージですか?
私たちが考える「よい会社」とは、会社の一人ひとりが互いに育ちあいながら創意や自主性を十分に発揮し、事業を通して社会に期待や信頼を寄せられる会社です。
Ⅱ「よい会社をめざすための社員研修」で大事にしていること
- 社会で生きていくこと、働くことの面白さを感じる機会をめざします。
- 人には必ず「あてにし、あてにされる関係」があり、互いが「共に育ちあう」ということを感じる場とします。
- 自社だけではなく地域でも自分の人生を大切にし、行動していく力を得られる機会をめざします。
Ⅲ 社員研修会に出ると…
①“同期” との出会いがある
異業種の社員交流の場です。会社に同期がいなくても、他の会社にいる同じような経験、同じような立場の社員さんと出会うことができます。研修を通して、他社の社員と同期として学び共に成長していくことができます。
② 学び・気づきがある
「自分が働くこと」を考える場です。
「参加型」の研修会で、5~6人で自由に意見を交しあうグループ討論の時間には、課題とヒントを掴むことができます!
③ 実践への道すじがある
社員とともに経営者も学び、気づきを得ていきます。社員の学びや気づきが社内での実践につながるように、企業変革を進めていきます。
Ⅳ 奈良同友会の社員教育の研修メニュー
● 新入社員さん向け研修
1社ではできないことをみんなの力で!入社から社員をフォローしていく研修会です。
A 合同入社式
B 新入社員研修
C 新入社員フォローアップ研修
● 段階別ステップアップ研修
組織発展の要である中堅・幹部社員の育成とフォローをめざします。
自社の理念を理解し先導する幹部社員を育成します(原則経営者も参加します)
D リーダー“共育” 研修
E 社員パワーアップ“共育” 研修
F 同友会大学“共育” 講座
合同入社式(毎年4月開催)
新入生フォローアップ研修(毎年10月開催)
各研修のご紹介
A.合同入社式【毎年4月開催】
参加対象:
当該年度新入社員&社会人1年目相当
目的:
新入社員を地域の企業が一緒になって迎えます。社会人への第一歩という節目を共に過ごし、会社の枠をこえて交流、励ましあい、未来も描きながら互いに切磋琢磨できる同期社員たちと出会います。
B.新入社員研修【毎年4月開催】
参加対象:
当該年度新入社員&社会人1年目相当
研修の目的:
社会人として「働くとは」を考え、これから社会で働いていく自分に希望を持つ機会にします。
カリキュラム例:
「働くとは」を投げかける講演や映画を視聴するとともに同期同士でのグループ討論で学びを話しあい、深めます。
C.新入生フォローアップ研修(毎年10月開催)
参加対象:
当該年度新入社員&社会人1年目相当
研修の目的:
社会人としての基礎知識を高め、社外の同期と学びあう。働き始めて半年頃、抱える悩みや課題を出しあうとともに自分の成長と次のステップを確かめます。
カリキュラム例:
「先輩社員から新社員へのメッセージ」「半年の自分を振り返って」「話し合うという仕事」「職場のコミュニケーション」
D.リーダー“共育”研修【毎年開催】
参加対象:
各社基準による中堅社員・主任クラス・後輩を指導する立場の社員
研修の目的:
役職やスキルにかかわらずリーダーシップが期待される社員と経営者が「真のパートナー」になれるよう、互いに人としてより分かりあい、尊重し、高めあえる時間を持ちます。
カリキュラム例:
「大切にしている価値観」や「自分の生きがいと働きがい」を考えるワークシートやグループ討論を行います。
E.社員パワーアップ“共育”研修【3年おき開催】
参加対象:
各社基準による社内の中堅層社員
研修の目的:
仕事も一通り慣れてきたころ、もっと物事を本質的に判断し、自主的、創造的に対応できる人をめざします。
カリキュラム例:
「現代情勢を見るポイント」「共に学び、共に育ちあう社風づくり」「お客様の期待にお応えできる自分づくり」など、経営者がテーマに沿って伝え、経営者と社員が共に学びあう。
F.同友会大学“共育”講座【3年おき開催】
参加対象:
経営者・後継者・経営幹部・各社が認めた中堅社員
研修の目的:
さまざまなテーマに沿った専門家をお招きし、10講座を越えて約半年にわたり開催される、大学授業さながらの連続講義です。幅広い視野を持ち、自社でも地域でも主体的に生き、リーダーシップを発揮できる総合的な人間力を身につけることをめざします。
カリキュラム例:
「生きること・学ぶこと・働くこと」「経済と中小企業」「社会と文化」「経営と法律」など。
みんなで一緒に未来を描こう!
学生のみなさんは10年後、20年後に働いている自分を想像したことがありますか?
会社は、社員さんの10年後、20年後、その先の人生という航海にも責任を負っています。働き続けた先のあなたを、会社を、社会を一緒に描きましょう。
奈良同友会の会員企業では企業経営という航海において羅針盤となる「経営指針」づくりをすすめています。「なりたい会社」になるにはどの方角へ行くべきか、どんな舵をきるべきか… その判断をするのは経営者の責任ですが、航路図のピースを埋めるのは社員一人ひとりです。どんな会社で働きたいか、どう生きたいか、航路図づくりにぜひあなたも参加してください。