2024年4月 2024合同入社式:17社47名の新入社員が参加
奈良同友会では、4月16日に「合同入社式2024」(設営:共同求人委員会・共育委員会)を開催しました。参加企業は14社、新入社員47名、経営者・幹部社員・先輩社員28名、大学キャリアセンター関係者1名、事務局2名、総勢78名が参加しました。
合同入社式では、新入社員一人ずつの名前を読みあげた後、代表理事の川端章代氏が「それぞれの会社の理念を大切にし、自分も会社の一人であるという意識を持ち、主体性をもっていってほしい」と開会あいさつ。昨年の合同入社式に参加した入社2年目の先輩社員福田春香さん((株)イベント21)から激励の言葉が贈られ、新入社員を代表して石元日菜子さん((株)グラン・ママ奈良)が決意表明を述べました。
・「働くとは」「10年後の地域」を同期と深める
式典の後に実施した研修では、社会保険労務士で元代表理事の森村和枝氏が「働くとは ~中小企業の役割とは」をテーマに講演、その後、昼食をはさんでグループワークを行いました。
グループワークでは、一人ひとりの考えを付箋に書き模造紙に貼りだしながら「自分にとっての働きがい」について意見交換し、その後、「働きがいを高めるために何をするか?」「半年後に何を達成するか?」を皆でディスカッションし、より考えを深めました。ワークでは、参加者が和気あいあいとし活気のある研修となりました。
・地域企業が連帯した「人が育つ環境づくり」
奈良同友会では、合同入社式と新入社員研修を毎年同日に開催しています。そして、秋には合同入社式に参加した新入社員を対象にフォローアップ研修も開催します。
合同入社式では「地域企業が一丸となって新入社員を暖かく迎え入れよう」「同期入社した他社の社員と励まし合い、切磋琢磨できる仲間との出会いをつくろう」「新入社員だけでなく、地域の先輩社員や経営者が共に学ぶ環境をつくろう」「新入社員だけでなく、地域の学校や経営者、先輩社員が共に学ぶ環境をつくろう」をスローガンに掲げています。
地域の中小企業が協力して企画する合同入社式や研修では、自社だけではできない他社とだからこそできる学びの環境を地域につくることができます。また、社員相互に同期であるとの連帯感を生み、地域に会員企業間の社員ネットワークを広げることもできます。奈良同友会では、会員企業が共同して企画・運営することで「地域で人が育つ環境」をつくっていこうと取り組んでいます。
(奈良同友会事務局 渕上 芳昭)
【新入社員 決意表明】
本日は私ども新入社員のために素晴らしい合同入社式を開催していただき、誠にありがとうございます。
また先ほどは、温かいご祝辞をたまわり、心から感謝いたしますと同時に身の引き締まる思いでございます。
さて、自由に勉強し自由に楽しんだ学生生活も終わり、今から社会人として歩み出す私たちですが、不安が一杯です。「先輩みたいにちゃんと一人で責任をもって仕事が出来るだろうか?」「お客様にご満足いただけるサービスや技術が提供できるだろうか?」「大人になっていく漠然な不安・・・」など、様々な感情があると思います。ですが、早く社会人の仲間入りをして、いろいろな方に貢献できる大人になりたいです。
自分の意識を学生から社会人に切り替え、また、「責任」という重たさを学び、お客様や地域のみなさまのことを大切に考えていきたいと思います。実際にお客様のお品物を承り、お客様の“こころ”に寄り添い「不快」・「不安」を解消し、「ご希望」・「ご要望」を叶えるために、「常に技術を磨き」そして、「明確な目標を立て」チャレンジすることでたくさんの皆様に貢献できる大人になりたいと思います。失敗や弱音を言うこともあるかもしれませんが、精一杯頑張りますので、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
簡単ではございますが、新入社員一同を代表いたしまして、感謝と決意の言葉とさせて頂きます。
(新入社員代表 (株)グラン・ママ奈良 石元日菜子)
【先輩社員激励の言葉】
みなさん入社おめでとうございます!入社して何週間か経った頃かと思いますが、どんな感じでしょうか? イベント21でも、新入社員が入ってきてくれて毎日頭パンパンで帰っているけど、それでもワクワクして働いてる姿を見て私も頑張ろうってなってます!
私はこの1年、たくさんの壁にぶち当たっては乗り越え、とにかく挑戦して過ごしてきました。もちろん先輩となった今でも壁はあります。なかなか出来るようにならなくて、なんやねんと思って悔しくて泣いたりしています。でも1年過ごしてきて、最後まで諦めずにできるまで努力し続けることは大事だなって自分の身をもって体感しました。
ちょっとやって、出来ないからって途中でやめたり出来るようになるための行動すらしなかったら、本当になにも成長しないです。初めてのことは、やった事がないから不安とか恐怖感が先に出てしまうかもしれませんが、ほんの少しの勇気があれば最初の1歩を踏み出して続ければいいです。社会人になった年は、全てが初めてで新しいことを一気に覚えないといけないけれど、同じ会社でも同期を見て、あ、私この子よりできてない、周りより出来てない、とは思わなくて大丈夫です。成長スピードは人それぞれなので半年でできる人もいれば、1年、それ以上の人もいると思います。先輩たちはそれは分かっているので、安心してください。出来るように努力している姿を見て、先輩も一緒にあなたたちが成長できるように絶対助けます。
だから、少しやったからって出来ないからって途中で努力を怠らないでほしいです。できるかできないか、そこで成長できるかは自分がやるかやらないかで決まります。だから絶対やってください。その行動を起こすことによって、おのずと自分の力となり、自分の人生を豊かにします。それが周りの人へのいい影響にも繋がるので、自分を信じて努力し続けましょう。困ったり悩んだりした時はもちろん先輩に相談すればいいけど、今日ここで出会った同期にも話してみるといいです。
別の企業の同期に会ったり関わったりすることは、なかなか無いと思うので、この場を大切にして欲しいです。たくさんコミュニケーションをとって、また半年後お互いの成長を褒めたり尊敬できるような関係になれば、最高なので、たくさん対話してください。
以上で、先輩社員からの激励の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。
((株)イベント21 イベント事業部 営業部リーダー兼コミュニティ委員長 福田春香)