経営×デザイン ~中小企業こそ、デザインの力を

2020年4月4日 投稿

2018年に特許庁から『「デザイン経営」宣言』という報告書が公開されました。 これは、デザインの力を企業ブランディングやイノベーション創出に活用しよう!という経営手法であり、デザイン責任者を経営チームへ参画させて、デザインを企業戦略の中核に位置づけるといった取り組みです。実際にデザインを重要な位置づけにおいて経営再建を行った企業は数多くありますし、地域振興などにもデザインの必要性が謳われています。

デザインとは、「見た目をキレイにする」だけではありません。それは結果であり、そこに至るまでの「相手の立場になり、機能や情報の取捨選択と検証を繰り返す」ことがデザインの本質です。

いきなり会社のロゴマークだけを変えても意味はありません。「なぜ、変える必要があるのか」「それは、誰の為なのか」「変えることで、どうなっていくのか」など様々なことをみんなで議論し、意思を共有することが重要です。そして、その象徴としてロゴマークを変えて初めて意味のあるデザインになります。

「目指すところを一緒に考える」という目的が一緒でも、「経営指針書を一緒に作ろう」と言うと尻込みされるかもしれません。その際には「ロゴマークを一緒に作ろう」と声掛けをしてはいかがでしょうか?