「青年部会選考会:自身・自社の経営に向き合う姿勢を改めて自問する」

青年部会12月例会は2024年に宮崎で行われる青年経営者全国交流会の奈良代表の報告者を決める選考会を奈良コンベンションセンターにて開催いたしました。

今期の青年部会では「自分たちの学びは自分たちで創る〜謙虚に貪欲に学ぶ青年部会」という活動方針を掲げており、4名の体現者から手が挙がりました。

15分の報告の中でこれまでの生い立ちや仕事に至った背景、日々経営していく中で同友会での学びと実践、そしてこの機会を通してどのようになりたいのかをそれぞれ報告いただきました。同友会3つの目的にある「よい会社をつくろう」「よい経営者になろう」「よい経営環境をつくろう」をそれぞれにめざしている報告からは、単に評価シートに沿って候補者の評価選定をするのではなく、自身・自社の経営に向き合う姿勢やあり方について改めて自問するいい機会となりました。

選考の結果、今回は訪問介護おっは〜の脇阪麻水氏が選出されました。同友会の中で多くの気付きと学びを得て毎年経営指針書をブラッシュアップし、社員さんを巻き込んで同友会3つの目的を体現することはもとより、同友会理念のなかにもある「地域とともに歩む中小企業」にも目をむけて実践されていました。経営指針セミナーの中で「なぜ、自分はこの仕事をしているのか」をとことん突き詰め「宿命・運命・使命」を見つめ続けられています。「この世に生を受けた命をつなぐ」ことが使命だと気づき、日々福祉の仕事に向き合われています。さらには「地域」にも目を向け、はじめは近隣のゴミ拾いから始められた活動も5年たった今、「おっはー子供食堂」が地域に対しての活動だと目を輝かせながら語られていました。こども食堂の活動を通じて、子どもたちの笑顔あふれる居場所づくりをしたい。そしてこの報告の機会を通して全国にその活動を広めていきたい!と自身のビジョンも明確にされていたことも決め手の一つでした。

 

今回は近畿圏サミットとの合同開催ということもあり、近畿圏からたくさんの青年部会員の仲間、そして本会からもご参加いただき会場での学びや刺激とともに報告者の脇阪氏と座長の冨士氏を激励する機会となりました。

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