川端運輸株式会社 川端章代 氏~「VOICE・この人 この声」第18回

会報誌インタビュー「VOICE・この人この声」では、「会員企業は辞書の1ページ」という同友会らしく会員の等身大の声をお伝えしています。

川端運輸株式会社 取締役会長  川端章代 氏 (代表理事)

大和郡山市の昭和工業団地で川端運輸株式会社という運送業をしております。私は3代目として承継しました。現在は取締役会長です。

なぜ同友会に入会されましたか?

私は、父の運送会社を手伝い感覚で事務職からはじめました。事務作業を毎日している中で、経営側として求められる管理能力や、会社の発展性を考える必要を感じる中で、信頼をおける顧問の税理士さんに経営者が学ぶ会があるので学んでみませんかと誘っていただき、入会しました。

川端さんご自身が考える同友会の良いところは?

 特にやり方じゃなくて、あり方をすごく同友会で教えていただきました。同友会は、色々な異業種の経営者が集まりますから、同業の経営者さんの話だけではなくて、色々な視点から学ぶことができ、自分の経験とか知識が広がりを見せ、経営者やリーダーの支えという面でも様々な取り組み方があり、そういうところがすごくいいと思ってます。

自社と同友会の不離一体について

経営者は社会の中で、自社が何を目指して、どう発展させていくのかということを求められ、それを明確に語れることがとても大切だと感じます。同友会で理念をつくり、10年ビジョン、経営方針と経営計画を考えていきます。我が社の理念を軸として経営者自身の生き方と経営指針書の中身が一致していることで、経営っていうのは上向きになっていきます。同友会と自社経営両軸で自分のあり方を求められる両輪の良さが同友会にはあります。

同友会で何を1番学ばれましたか?

私は同友会では、人としてどう生きるか。あなたは人生の中で1番何を手に入れたいですか、ということを問われ続けてきたと思っています。人的資本経営って最近よく言われますけれども、自らの生きる力とか、そこから学びながら周りの人に働きかけることで、意欲が高まる、そういう関係性の中で、なお互いに成長して発展ができていくということを、同友会では、仲間と一緒に学ばさせていただきました。要するにあり方っていうは自己姿勢。やり方っていうのはHow toとか手法です。手法をやる前に、自分が人として、経営者としてどういうあり方をしていくのかという自己姿勢がすごく問われます。
経営者として私は3つ大切なことがあると思います。経営者はどんな外部環境があろうとも会社を維持発展させることに責任があるということ、それから社員をパートナーとして考えること、それから経営理念を作って社会の中で自社が何を目指していくのかという事業の存在意義ですね。

経営を学ばれる方にメッセージ

経営というのは、いいことばかりではなくて、本当に社員の人と一緒に学んでいく中でいいことも悪いこともあります。どちらかというと、しんどいことの方が多いと思うんですよ。だけど私が言う薄紙を重ねるっていつも言うのは、経営者って自転車で坂道を登ってる感覚やと思ってるので、どんなしんどい時も後ろに下がらないで行こうと思ったら、踏ん張っとかないといけないんですよね。そういう意味で。しっかりと日頃から踏ん張る力をつけるのは、同友会の学びですから、それが自社経営と両輪ということでね。取り組めば必ず力がつきますから真摯に学び続けていただきたいなと思います。

執筆者:株式会社office masui 益井 貴生