㈱イノシア 猪狩 和真氏~SDGsな会員企業紹介 File No.21

事業所名:(株)イノシア
所 在 地:奈良県奈良市恋の窪3丁目8番3-2号
事業内容:株式会社たまゆら フランチャイズ加盟店
ユニフォーム・作業服・白衣・事務服・警備服・介護ウェア・チームウェア・ サービスウェア・作業用品・手袋・安全用品・安全靴・警備用品・工具・合羽等販売 プリント・刺繍・名入れタオル等加工

 

2月6日(火)、環境経営委員会との合同で三笠ブロック会が開催されました。今回は株式会社イノシア 代表取締役 猪狩和真氏より「ユニフォーム×SDGs ~わたしたちにもできるSDGsを一緒に見つける~」というテーマで報告して頂きました。
株式会社イノシアでは、あらゆる業種・職種のユニフォーム・作業服・手袋・安全靴などを取扱っています。その中で今回、SDGsに繋がる取組を始められましたので、その内容の報告でした。
株式会社イノシアの取組として、以下の3点が挙げられます。
①ユニフォームのリサイクル:衣類は多くの素材を含んでいることもあり、リサイクル率が低いのですが、「Tamalloop®」という衣類回収プラットフォームを利用し、お客様のユニフォームを回収し軍手やウエス等新たな製品にして販売を行っています。
②海洋ゴミの回収・再利用:ボランティアスタッフが拾った海洋プラスチックゴミを元に、衣服用ボタン等を製造しています。
③葦(ヨシ)に関するヨシ刈り・ヨシ繊維への再生:琵琶湖周辺のヨシ刈りによる地域のヨシ原維持を行い、ヨシのカーボンオフセット機能を利用します。また、再生したヨシ繊維による衣類を販売します。企業などのCSR活動に貢献するため、ヨシ刈り活動のプレスリリースをサポートしています。


株式会社イノシアの活動の特徴は、以下の点にあると感じました。
・単に「回収」のみ「再利用」のみではなく、回収と再利用をつなげて循環させること
・プレスリリースのサポートのように、リサイクルや環境活動を企業の収益活動につなげること
中小企業家同友会の皆さまは、環境への貢献にしても地域活動にしても、「良い」活動をあまり発信しない傾向があると感じます。しかし、「良い」活動を持続可能(Sustainable)にするため、そして他の方に拡散していくために、その内容を発信する「責務」があるのではないでしょうか。

執筆者:町田社会保険労務士事務所 町田 泰昭