
吉辰商店 代表 吉井 辰弥 氏
所在地 :吉野郡下市町2764-6
事業内容:各種吉野杉箸・懐石箸・別注杉箸・各種割り箸・
お祝い箸製造販売
吉井氏のお話は、単に箸を作り販売するだけでなく、原材料になる間伐材元になる木が植わる山の問題から、箸を製造する工程で生まれる屑を地域で活かすこと、使用済みの箸をリサイクルし自然に戻す取組みをたくさんのパートナーと連携して行っておられ、とても深い内容でした。
【SDGsのゴールで見ると】
「8. 働きがいも経済成長も」
「9. 産業の技術革新の基礎をつくろう」
「11. 住み続けられるまちづくりを」
一時期コンテナで割箸を輸入し販売も試みたが、木材のどの部分を使っているか、製造工程を改良するクレーム対応が起こった場合を考え、製造もできる箸問屋に移行されました。製造工程で出るおが屑や削りくずを土壌改良に使用してもらう取組みを行っています。
「12. つくる責任つかう責任」
「14. 海の豊かさを守ろう」
「15陸の豊かさを守ろう」
使用済の割箸は焼却処分されています。吉辰商店では環境を考えて使用済の割箸を回収し、洗浄・乾燥後に使用用途に合わせて粉砕・発酵・熟成し、堆肥や浄化樹素材やマルチング剤に改良する、循環型の仕組みに取り組まれています。この取り組みは次の植物が育つ環境を整えることにもなり、CO2の排出削減にも貢献するとお客様に提案をしています。また、おが屑や削りくずを日本酒の包装資材の緩衝材として利用いただく取組みを行っています。
「17. パートナーシップで目標を達成しよう」
15年前からホテル・料亭・旅館にお箸選びも「お客様へのおもてなしの心」と提案を続け、外食・宿泊の「非日常(特別)」の時間・空間・雰囲気に価値を上げる取組みを行っています。
「4. 質の高い教育をみんなに」
杉箸づくりワークショップや、育成林を直接見て体験できる林道ツアーを企画し、自然や山の保全や間伐について共に学べる場づくりを目指しています。トレーサビリティの意味があり、杉やヒノキが植えられ育てられている場所を見学してもらい、山を大切に守る重要性を学生や一般の方へ共有する取組みです。